さびれたモーテルの一室「五号室」に、ワケありの若いカップルがやって来る。森福会組長の息子、森福隆（森本亮治）とキャバ嬢の本多琴音（逢沢りな）は、組の大金を持ち出し、愛の逃避行の真っ最中。琴音は隆の父親の愛人だった。とはいえ、「明日はラスベガスで結婚式！」とはしゃぎ、ラブラブモード全開の二人。そんな二人の部屋のドアをノックする者がいた…。その頃、隣の部屋の「六号室」では、夫殺しを依頼された殺し屋の内川一平（堀部圭亮）が、拉致した老舗和菓子屋の若旦那、町田敬助（西郷豊）を今にも殺そうとしていた。手足を手錠で拘束され、口はガムテープでふさがれ、ベッドに横たわる敬助。なぜ、オレがこんな恐ろしい目に！？。そう目で訴えもがく敬助に内川は告げるのだった。敬助の浮気現場の決定的な証拠写真を敬助の妻・鮎子（壇蜜）が手に入れ、夫のことが許せず、「夫のアソコをちょん切ってくれ」と夫殺しを内川に依頼したことを…。そこへ、あろうことか、鮎子が部屋を訪ねてやって来る。一方、「五号室」にやって来たのは、隆を追ってきた組の若頭、城島幸宏（火野蜂三）だった。まだ、隆と琴音がプラトニックな関係だと知った城島は、今ならまだ許してもらえるからと、戻るように隆を説得。隆が心配する琴音のことも逃がすと約束する。そして、琴音を隆と別れさせるため、城島は隆と二人で突拍子もない作戦に出る！。「六号室」を訪ねてきた鮎子を、不満げな表情で迎え入れた内川は、鮎子の口から信じられない言葉を聞く。なんと、まだ殺さないでほしいというのだ。拘束された敬助に向かい、浮気の有無を問いただす鮎子。激しく首を横に振る敬助だったが、下着姿の女と抱き合う決定的証拠写真を見せられ、万事休す。だが、鮎子は迷っていた。心を決めかね、部屋を出た鮎子は、隆から裏切っていたと告げられ、ドアの前で泣きじゃくる琴音を見かける。目を合わせた二人は…！。【以上、番組広報資料より引用】美術協力：思巧堂、つむら工芸、クラフト、高津商会、京阪商会、東京衣裳、ビーム、百花園。衣裳協力：PEACHJOHN。協力：ONS、ハートス、アイネックス、メディアハウス・サウンドデザイン。撮影協力：R cafe、舞洲スポーツアイランド。【演技者…役名】「壇蜜…町田鮎子（31歳。専業主婦。浮気をした夫を殺す依頼をする）、●逢沢りな…本多琴音（24歳。ハートブレイクモーテル5号室の客。キャバクラ嬢。森福会組長の愛人）、●森本亮治…森福隆（22歳。ハートブレイクモーテル5号室の客。森福会組長の息子。本多琴音と逃避行する）、●火野蜂三…城島幸宏（42歳。森福会の若頭）、●西郷豊…町田敬助（40歳。ハートブレイクモーテル6号室に監禁されている男性。町田鮎子の夫。老舗の和菓子屋の若旦那）、●中山義紘（劇団Patch）…若者A、●松井勇歩（劇団Patch）…若者B、●堀部圭亮…内川一平（35歳。ハートブレイクモーテル6号室の客。殺し屋）。【この項、文：市村】」【データ協力：市村】