肩代わりした親の借金返済のため、女性だらけの美容外科クリニックに男一人飛び込んだ若手エリート医師・岸峯太郎。美容目的の手術に反対する峯太郎の苦労と奮闘を描く。「女は美を追いもとめ、男は美に翻弄される――」美容外科クリニックを舞台に男一人飛び込んだ女嫌いのエリート医師を目線を通して描く、すべてのコンプレックスを抱える人々に捧げるヒューマンコメディ。【以上、日本テレビ広報資料より引用】予定放送回数は明示されていなかったが、大石静氏がブログで、視聴率的に低迷し全８回に短縮となることを明らかにした（日本テレビ側は「編成の都合」での短縮だとして否定）。内容面において過度の誇張を交えた演出を極力避け静寂の中で進行するドラマ展開が玄人筋を中心に評価されており、短縮を惜しむ声が少なからず出た。「美容整形という禁忌的な題材を、ムリな面白さを追求せず過度の誇張を避け描こうとしたところが興味深く、大石静作品としては『ギネ』に続く医療ドラマとして、あるいは心理ドラマとして、あるいは美の本質や愛の本質にまで及びそうな、展開次第では深遠なドラマになる予感を感じさせたが、物語が本題に入らないうち視聴率面の低迷から回数が短縮され意足らずのまま収束に向かったのはつくづく残念だった。【この項、文：古崎康成（「文化時評アーカイブス2012-2013」（2013年、メディアファクトリー刊）より引用）】」演出の岩本仁志氏は本作撮影打ち上げのバーベキュー大会の中で行われたスタッフ、キャストを交えたドッチボール大会で、アキレス腱を断裂する怪我を負ったという。