京都を愛する狩矢警部（船越英一郎）が難事件を解決するシリーズの第11弾。舞踊家元の襲名に関わる連続殺人事件の謎を追う。関西舞踊の名家、桜木流の家元襲名は、襲名披露当日に家元から指名された者が後継者になるという独特のしきたりがあった。事前に後継者候補に名が上がったのは三人。いよいよ披露当日の舞台が始まり、その場の誰もが後継者が決定したと思った瞬間、その人物が舞台で倒れ絶命した。踊りの小道具である扇に毒が仕込まれていたのだ。家元と後継者を取り巻く人々が複雑に絡み合い、捜査は難航する。さらに次々と関係者が殺害される中、狩矢は冷静に真相を推理する…。京都府警の敏腕警部・狩矢荘助（船越英一郎）は、妻の澄江（山村紅葉）のお供で京都の舞踊家、桜木流の襲名披露に出かける。家元の桜木麗峰（林与一）が引退することになり、三人の候補者から後継者が発表されるという。三人とは家元の弟・麗洋（大石吾朗）と家元の娘・美麗（山崎直子）と息子の秀麗（辻本伸太郎）である。襲名披露の直前に家元に指名され、この日最初に舞った者が後継ぎになるという定めだ。会場には麗峰の妻、麗花（毬谷友子）、女優の捧彩見（遼河はるひ）、歌舞伎役者の片岡秀三郎（木村靖司）、老舗扇屋の宮脇光太郎（山中聡）ほか京都の有名人が顔を揃えた。期待の高まる中、秀麗が最初に舞い、後継者に決まったと誰もが思った瞬間、秀麗はその場に倒れ息を引き取った。舞に使った扇に毒が仕込まれていたことが判明する。狩矢警部と皆川悠子（雛形あきこ）、橋口健太（載寧龍二）ほか狩矢班が捜査を開始する。さらに橋口と同期の菅田瑠依（小橋めぐみ）が加わるが、瑠依は協調性に欠け、チームワークを乱す。桜木流の関係者の動向を警察が警戒する中、麗峰の愛人、彩見が秀麗と同じ手口で殺害された。家元候補であった麗洋と美麗への疑惑が深まった。ところが、麗洋までもが自宅の密室で刺殺されて発見される。同一犯の犯行か…？事件の真相を推理する狩矢は、澄江がふと漏らした一言に事件解決のヒントを見出すが…。【以上、TBS広報資料より引用】撮影協力：神戸国際会議場、神戸フィルムオフィス、旧嵯峨御所　大覚寺、宮脇賣扇庵、神戸フィルムオフィスサポーター(KFOS)、京都三条会商店街、京都府、京都府庁、京都市都市整備公社、京都リサーチパーク。【役名（演技者）】狩矢荘助（船越英一郎）、狩矢澄江（山村紅葉）、狩矢和美（前田亜季）、桜木麗峰（林与一）、桜木麗花（毬谷友子）、桜木美麗（山崎直子）、皆川悠子（雛形あきこ）、橋口健太（載寧龍二）、菅田瑠依（小橋めぐみ）、鶴見佑次郎（河西健司）、山根大介（山口竜央）、神山行雄（南雲勝郎）、小岩井博光（浅野和之）、佐久間朗（渋谷天外）、桜木麗洋（大石吾朗）、桜木秀麗（辻本伸太郎）、捧彩見（遼河はるひ）、宮脇光太郎（山中聡）、片岡秀三郎（木村靖司）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】