京都の土地を父に無断で売り、莫大な資金を手にした主人公。事業欲に憑かれた男の物語。【以上、「テレビドラマ全史」（東京ニュース通信社刊）より引用】「大阪ミナミの料亭・大和屋とキタのクラブ・アローをモデルにした喜劇。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」（2003/03/30発行、日本放送出版協会刊）より引用】」「内容は定かに覚えていませんが、雁治郎がプレイボーイで次々はちゃめちゃをやるといったものでした。【文：ながらくん】」「当時の荻野演出の特徴は、「リアリズムにできるだけ徹することであり、ドラマの中に社会性を強く盛り込むことだった」と、彼は思い出して語っていたが、その盛り方は少し異常なものがあったと、次のように説明していた。「映画の助監督からテレビ界に入ってきたせいか、当時はロケが容易にできなかったので、スタジオのセットをどう組むかに非常に神経を使った。できるだけリアルなセットを作ってもらうようにしたが、形をリアルにするだけでは収まらなくなり、廃品回収業者の倉庫やゴミ処理場から本物をどっさり借りてきて、セットに積み上げたものだから、社員が「臭い臭い」と言いだした。扇雀さんも扇さんも我慢しての熱演だったのだろう。浪花さんも園ちゃんも埃まみれのメークで、異様な迫力だった。いまでは考えられない、まさに糞リアリズムですな」【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」（2003/03/30発行、日本放送出版協会刊）より引用】」提供：エヴェレストヂャー。【参考文献：志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」（2003/03/30発行、日本放送出版協会刊）】