中野茂子（沢村貞子）という52歳の中年女の、夫に絶望を感じ、子どもたちにも去られた母親として妻としてのおんなの終わりを描くシリアス・ドラマ。子どもを育て、夫につくす…という良妻賢母の教育を受けてきた平凡な女の姿を中心に、現代の親子の関係を赤裸々に描いた原作を忠実にドラマ化するという。【以上、読売新聞1963/11/27付より引用】「愛の劇場」の最終作ということで、選ばれた作品のタイトルは「愛」の「終わり」ということで終了を「もじって」いる。【役名（演技者）】中野茂子（沢村貞子）、定四郎（松村達雄）、譲治（川津祐介）、美根子（小林哲子）。