テレビドラマデータベース・ユーザー選出ベスト５ 2011年10月期第２位。第49回ギャラクシー賞大賞受賞作品。第38回放送文化基金賞優秀賞受賞作品（応募は総集編前編）。東京ドラマアウォード2012作品賞優秀賞受賞作品。東京ドラマアウォード2012個人賞主演女優賞受賞（尾野真千子）対象作品。東京ドラマアウォード2012個人賞演出賞受賞（田中健二）対象作品。第72回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。第72回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞受賞（尾野真千子）対象作品。第72回ザテレビジョンドラマアカデミー賞ザテレビジョン特別賞受賞（夏木マリ）対象作品。大阪・岸和田出身で世界的ファッションデザイナーのコシノ３姉妹を育てた故・小篠綾子さんをモデルにした物語。「この物語のヒロインの名は小原糸子（オハラ・イトコ）。1913年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれました。生まれながらにおてんばだった糸子はだんじり祭りが大好き。でもそれを曳くことができるのは男だけでした。「女より男やったら人生どんなに楽しいんやろ…」そう思った糸子はやがて「女にしか出来んことを見つけて自由に生きたい」と思うようになり、裁縫の道を選びます。やがて岸和田のパッチ屋で一台のミシンと運命的な出会いを果たした糸子は、父の反対を押し切って女学校を中退。ミシン修行を積んで、20歳のとき、夢にまで見た洋装店を開業します。その後糸子は22歳で父の見合わせた仕立て屋の男性と結婚。しかし三人目の子供をみごもったとき、夫は出征先で戦死し、女手ひとつで娘三人を育てることになりました。絵が得意でお嬢さん育ちの長女、だんじり好きで男勝りの次女、そして女子テニスで日本一になった三女。「職場が男の戦場なら、育児はそれ以上の女の戦場です」と言ったお母ちゃんと、個性あふれる三姉妹が織り成す涙と笑いの子育て奮闘記の始まりです。【この項、NHK広報資料より引用】」「冒頭からラストまで息をつかせぬ面白さだ。とりわけ平穏な人びとの暮らしが徐々に過酷な戦時下の生活にじわりじわり転落していくまでの過程の描き込みが卓越していた。毎朝、放送される連続テレビ小説はある程度、漫然とした展開が当たり前なのだけど、本作はそういう要素を徹底的に排し本格的なドラマを徹頭徹尾見せてくれた。演出、脚本、そして技術から美術までここまで高い水準を維持させたことは奇跡であり驚異的でもある。【この項、文：古崎康成（「文化時評アーカイブス2012-2013」（2013年、メディアファクトリー刊）より引用）】」当初発表時の放送予定は、2011/09/26～2012/03/31、全156回だったが、2011/03/11に発生した東日本大震災の影響で放送番組が１週間ずつ順延され、その影響で本作のオンエア開始も１週ずれ、放送回数は全151回と削減されることとなった。放送期間のうち、2011年は第75回まで放送。2011/12/29（木）から2012/01/03（火）まで年末年始特別編成のため番組休止。映像提供：祭色兼備(122)-(127)(134)-(151)。写真提供：吉川弘文館(7)-(12)(31)-(36)、樟蔭学園(19)-(24)、高島屋（正しくは「高」は「はしご高」）(25)-(30)、大丸松坂屋(25)-(30)、文化服装学院(37)-(42)(92)-(97)(146)-(151)、日本赤十字社大阪府支部(43)、武蔵野ファッションカレッジ(92)-(97)。撮影協力：大阪府岸和田市(1)-(151)、五軒屋町町会(1)-(12)(19)-(24)(116)-(121)、春木大国町町会(1)-(12)(73)-(79)、岡山県倉敷市(1)-(24)(31)-(36)、岡山県高梁市(1)-(6)、岡山県真庭市(1)-(6)、兵庫県川西市(1)-(6)(31)-(36)、京都府南山城村(1)-(12)。【データ協力：法水】