連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』のスピンオフドラマ。「老舗の煎餅屋「ささき」の三代目・佐々木祐一（向井理）に嫁いで一ヶ月目の綾子（松下奈緒）は、まだまだ煎餅屋という仕事に慣れていない。いつも生姜煎餅を買う常連客の「海苔のいしだ」の石田さん（ふくまつみ）や山葵〔わさび〕という漢字が読めない高校生たち（富田真由、三橋奈波）の意見をメモする綾子。祐一は店は継いだものの、将来に不安を抱いていて、「俺たちの代で何が出来るんだ？」と考えていた。「俺たちの代…」…その言葉が耳に残った綾子は、ある日、美術系の専門学校に通っていた腕前を用いて、店内のディスプレイを考えてみる。商品を説明した可愛いポップなどは、伝統的な煎餅屋の雰囲気こそ損なってはいたが、お客さんに煎餅の味などを判り易く伝えることが出来ていた。「良く変わる分には、伝統は傷付かないよ」と言う祐一は、新商品として、綾子の大好物であるいちごを使った「いちご入りぬれせんべい」を試作、「綾」という商品名を付けることに…。デジタル放送の便利さを紹介するドラマで、綾子がテレビ番組のレシピを書き写すのに失敗した時、祐一が地デジのデータ放送でレシピの画面を出すというシーンが登場します。【この項、文：市村靖介】」地上波では、NHK総合にて、2010/07/04、17:51～17:59放送。ロケ地協力：花見せんべい、エム・マート 新三河島店、アルファスタジオ。【演技者…役名】「松下奈緒…佐々木綾子（煎餅屋「ささき」の嫁）、向井理…佐々木祐一（煎餅屋「ささき」の三代目）※父は入院中で、母は看病に忙しいらしい。、ふくまつみ…石田（煎餅屋「ささき」の常連客。「海苔のいしだ」の内儀）、富田真由・三橋奈波…山葵〔わさび〕という字が読めない高校生たち。【この項、文：市村靖介】」【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：市村靖介）】