• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データむしけら(虫けら)

第15回芸術祭奨励賞受賞作品(一部資料では、美術:妹尾河童氏の美術に対して、と記載されいるが現行の文化庁の資料では作品に対して贈られたと記述されているためそれにしたがっている)。「防空穴のくさった柱が折れてハリが落ち一人の男と孝一という少年が下敷きになった。男はならず者で虫けらのようにだれにもきらわれている。落ちたハリはどちらを持ち上げても一人がおしつぶされる状態になっていた。群集心理の恐るべきおとしあなは虫けらのような男に死を強制し罪悪も感じない。阿部桂一作のサスペンスドラマ。【この項、朝日新聞1960/09/23付より引用】」「何百万円かけてワイド・ドラマなどばかりが横行すると、こういうテレビ・ドラマにふさわしい小品に魅力を覚える。戦争中の地下壕が崩れて、柱の両端に、将来性のある感心な少年と、強盗・強姦・かっぱらいなどの感心できない常習犯が押しつぶされる。一方を助けようとすると一方が死なねばならぬという、まことに複雑で微妙な力関係になるのだが、なんとか納得できる。こういう状況をとり巻く人間たちのさまざまな反応が、いくらか類型的なところもあるにせよ鮮かに描かれる。むしけらのようなくだらぬ人間だからといって、くだる人間の人柱になる筋あいはない。結局は二人とも助かってホッとする。小品ながら、テレビの機能を十分に踏んまえた作品として印象に残った。小物が大物を食った意味で、《殊勲賞》。【この項、「キネマ旬報」1960/12/01号より引用。文・羽山英作。採録・市村靖介】」「芸術祭参加劇」として1960/11/03(木)22:30~23:30に再放送された。
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1960/09/24~1960/09/24
放送時間 20:00-21:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東芝土曜劇場(第80回)
主な出演 多々良 純倉田マユミ松村 達雄北沢  彪瀬良  明田口  計日吉としやす小林 昭二嵯峨 善兵中江 隆介菅井 きん
主な脚本 (作:阿部 桂一
主な演出 五社 英雄
局系列 FNN
制作会社 CX
美術 妹尾 河童

Tag Cloud

倉田マユミ 多々良純 虫けら ハリ 小品 美術 むしけら 防空穴 筋あい 力関係 群集心理 阿部桂一作 松村達雄 落ちる 妹尾河童 類型的 人間 少年 小物 したがう きらう ならず者 五社英雄 踏む 作品 恐る サスペンスドラマ 資料 (木) 納得

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供