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ドラマ 詳細データ光子の窓(第130回)芸術祭参加 イグアノドンの卵

『光子の窓』は日本初のカラーVTR番組とされており、「カラーの色彩効果に対して」第15回芸術祭奨励賞が贈られた。「『光子の窓』の特別版として1960年に放送した「イグアノドンの卵」は、芸術祭テレビ部門奨励賞をとった。王様として登場するスポンサーの「威光」、「演芸ごった煮」という「低俗番組」に夢中になる人々。そんなテレビの威力を隠れみのに、独裁者が世界を制覇し核兵器のボタンを押す。テレビというメディアがはらむ危険を皮肉たっぷりに描き出す内容ゆえ、今も語り継がれる日本のテレビ史における重要作だ。『イグアノドンの卵』について、井原さん自身は、自分の「色」が薄いこと、そしてショーとしての完成度に関して、必ずしも満足しなかった。やがて、自分の望むショウを作り上げるために自前のダンスチームを持ちたいという発想が生まれ、『光子の窓』終了後、日本テレビ専属の、スタジオNo.1ダンサーズを誕生させる。【この項、「元祖テレビ屋ゲバゲバ哲学」(2009/06/06、井原高忠著、恩田泰子取材構成、愛育社刊)】」演出の井原高忠は語る。「「演芸ごった煮」ていうのは確か、三木鮎郎の発案だったと思うね。鮎ちゃんは、キノさんとね、写真家の大竹省二と、乃木坂の西洋長屋に住んでてね。上に笈田敏夫がいたり、知り合いがいっぱいいる長屋だった。で、そこの鮎ちゃんの家だか、キノさんの家だかに集まって、ああでもない、こうでもないって、みんなで『光子の窓』の脚本を考えてたの。『イグアノドンの卵』の時は、芸術祭ってことですから、少しテーマ性があって「ほぉーっ」と思うような物やらなきゃしょうがないだろうと。いつもみたいにふざけたことだけやってると、日本人の審査員なんて洒落てないから、賞なんて取れっこないと。今になってみると、だからいや、っていうのもある。審査員のために作るっていうのは、不愉快じゃない?趣旨に反してる。いかにいいものであっても、なんとなく引っかかる。井原高忠だったらああはならないと思うんだよね。その代わり、賞も取れません。井原流で押していくと、要するに『ゲバゲバ』になっちゃうから。でも、それじゃあなんだからっていうのんで、「テレビっていうものは恐ろしい」「原子力とテレビは、これからの世界を制覇する力の卵だ」って話になって、おお、なかなかいい案だってなったわけ、みんなで。その力の象徴であるのが恐竜なんだけれど、「何の恐竜がいいだろう?」って言ったら、真木さんがたまたま、「イグアノドンっていうのはどうだ」って、絵なんか持ってきて、あの人は楽しい、唯一の僕の先生。じゃあそれにしようって。それから先はもう、みんなでわいわい。あのね、『イグアノドンの卵』での振り付けは、ちょっとモダンさに欠けるの。要するに、放っておくと、振りが話の内容に合わせた当て振りになるの。それはあんまり好きじゃなかった。ぼくは、もっと無機質的にやりたいんです。【この項、前掲書より引用】」。提供:資生堂。
キー局 NTV 放送曜日 放送期間 1960/10/30~1960/10/30
放送時間 18:15-19:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 花椿ショウ
主な出演 草笛 光子小島 正雄三国 一朗三國 一朗)、徳川 夢声トニー 谷宇治かおる宇治かほる)、柳沢 真一大平  透伊藤 素道とリリオリズムエアーズ南  利明旗  照夫西村  晃山野井しげる石島健一郎河野ミチオ竹部  薫松本 朝夫草笛 光子南  利明簡野 典子古川 和彦富田 恵子白滝 サン中北万里子、(バンド:原  信夫とシャープス&フラッツ)(振付:竹部  薫
主な脚本 (作・キノトール三木 鮎郎
主なプロデューサ 秋元 近史
主な演出 井原 高忠
局系列 NNN
制作会社 東宝(テレビ部)、NTV
制作 秋元 近史
音楽 廣瀬健次郎広瀬健次郎
撮影技術 (技術:古川 英夫
美術 真木小太郎川村 弘明

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