• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データインターホン症候群の女 他人の生活を覗きたがる主婦の秘密…夫の愛人を殺した犯人を見た!(インターフォン症候群の女…誤り)

とある昼さがり、住宅街の一軒の家。女があたりをうかがっている。人の気配がないのを確認すると、鍵の束を取り出し、なかに入ってゆく。しかし何を盗むでもなく、ただただ部屋の様を眺めている。女は渋谷奈緒美(しぶたになおみ/南野陽子)、アンジェリーナ化粧品のセールスレディ。他人の家に忍び込んで生活をのぞき見ることを楽しみとしていた。自宅に戻ると、夫の誠一郎(鶴見辰吾)も帰ってきた。香水の香りがほのかにただよう。その左手首には腕時計がなかったが、何も問いかけようとしない奈緒美。いつのころからか、夫とのあいだに心の隙間ができていた。そんな奈緒美の心を、のぞきは媚薬のようにかたくとらえていたのだった。五ヶ月前。奈緒美は街で、以前化粧品を売りに来たアンジェリーナの真鍋智子(一色彩子)に声をかけられた。そのころ、家に無言電話がさかんにかかってくるようになっていた奈緒美は、受話器をとりたくなかったため、外出していたところで真鍋に出会ったのだ。空虚な毎日をうち明けると、真鍋はその時間を使って訪問販売をしたらともちかけてきた。こうして奈緒美はセールスレディの仕事を始めた。真鍋がつきっきりでセールスのイロハを教えてくれた。コツをつかむと、奈緒美の成績はメキメキ上がっていった。ところが、ある時期からスランプになり、業績は頭打ちに。そんなとき、真鍋が現れ、ひさしぶりにいっしょに回ろうと言ってくる。ある家を訪れると、出がけの主婦にけんもほろろに応対された。主婦が去った後、真鍋が言う。「ああいう人の家の中って、覗いてみたくない?」 真鍋が鍵の束を取り出した。たいていの家の鍵はこれで開くという。中に入り、散らかり放題の部屋を見て、溜飲を下げる真鍋。奈緒美も、不安でいっぱいになりながらも、いいしれない快感を禁じ得なかった。奈緒美は真鍋から鍵の束を受け取る。以来、人の家に忍び込むようになったのだった。五ヶ月がたったある日、奈緒美は八波悦子(時任歩)とぱったり出会う。一年前、駐車場で車にぶつけてしまった相手が悦子だった。激昂した悦子は奈緒美を罵倒し、新車にして返せと要求した。そのときの苦い記憶がよみがえってきた奈緒美は、悦子の家を覗いてみたい衝動を抑えられなくなった。忍び込んだ悦子の家は、生活の匂いはきわめて薄かったが、寝室にだけ気配が感じられ、派手な男関係を伺わせた。ところが、ベッドの横の机に思いもかけないものを見つけてしまう。誠一郎のと同じ型の腕時計だった。奈緒美が夫の誕生日に贈ったものだった。愕然とする奈緒美。そのとき、いきなり声をかけられる。驚き、振り返る。だが声の主(根本りつ子)は悦子ではなく、窃盗の常習犯だった。笑い合う二人。帰宅し、電話で誠一郎に時計のことを質すと、会社にあったという。まだ腑に落ちない奈緒美は、もう一度悦子の家に確かめに行く。忍び込み、時計を見る。裏には誠一郎あてのメッセージが彫り込んであった…。そのとき、階下で物音がした。悦子が帰宅したのだ。身をこわばらせ、ベッドの影に隠れた奈緒美の耳に、悦子が何者かと争う物音が聞こえてくる。続いて悦子のうめき声があがり、やがて途絶える。恐る恐る見に行くと、悦子は死んでいた。奈緒美はあわてて家を飛び出す。そこへタクシーが乗り付けてくる。降り立ったのは誠一郎で、迷わず家の中に入っていった。奈緒美は何が何だか分からぬまま自宅に戻る。衝突事故は悦子の故意だったのか。無言電話も彼女の仕業だったのか。そこへ誠一郎が帰ってきた。上司に誘われて遅くなったと嘘をつく夫。奈緒美は寝たふりをして会話を避ける。翌朝。夫の腕には時計が戻っていた。アンジェリーナ化粧品に出勤した奈緒美は、八波悦子殺しのテレビニュースに見入っていた。骨が折れるほどの力で首を絞められたのだと報じられていた。そこへ、成績の落ちていた奈緒美に、営業所所長の大川弘志(中原丈雄)が「相談」しようと声をかけてきた。女癖の悪さで評判の上司の誘いに困っていたところ、大川に妻から電話がかかってくる。金を持ってきてほしいという頼みらしい。奈緒美は、話を鉾先をかえるためもあり、仕事で動けない大川の代わりに届けようと申し出る。待ち合わせの場所に、妻の水江が現れた。顔を見合わせて驚く二人。悦子の家で鉢合わせしたあの女だったのだ。水江は保険の勧誘の仕事をしたとき、鍵をかけていない家をみつけ、出来心で盗みをしてしまった。それ以来、やめられなくなったのだ。浮気を繰り返す夫への腹いせで買い物をしすぎて、一千万円近くの借金を負っていた。その穴埋めでもあった。夫との距離感でまたも意気投合してしまう二人。しかし奈緒美は、似た人間を見たことで、自分の行動をあらためて振り返り、とうとう鍵の束を捨てる。誠一郎が帰宅すると、奈緒美の置き手紙が残されていた。母の十七回忌なので実家に帰る。今後の生き方を考え直したいのでしばらく帰らない。と、チャイムが鳴る。南多摩署の岡島警部補(長谷川初範)だった。【以上、文・練馬大根役者】2004年4月頃、「土曜ワイド劇場」向けに制作されたが長らくオンエアされなかった作品。車両・小川 清史、高橋  務、日本照明。美術協力・FRANCESCOBASIA、VENDOME、新日本法規出版、MDM マスダ増、Chelsea International Co.ltd.、チェルシー、日本光電、TERUMO。衣裳協力・MUSEE D'UJI(最初のEの上に右上がりのアクセント記号)、MU、K、Itokin、SCAPA、INTERPLANET、TEKEOde365、Epoch青山、伊万里、レリアン、ANAYI。撮影協力・諏訪フィルムコミッション、舞姫酒造、信州・上諏訪温泉鷺乃湯、Cavian、CRUISE CRUISE。「役名、渋谷奈緒美…南野陽子、渋谷誠一郎…鶴見辰吾、岡島警部補…長谷川初範、松枝照代…阿知波悟美、真鍋智子…一色彩子、八波悦子…時任歩、井口麻子…冨士眞奈美、斉藤芳雄…中尾彬、大川弘志…中原丈雄、大川水江…根本りつ子、川村浩平…竜雷太。【この項、文・練馬大根役者】」【データ協力・練馬大根役者】
キー局 EX 放送曜日 放送期間 2008/03/15~2008/03/15
放送時間 12:00-13:55 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 土曜サスペンス特別企画(クレジット表示なし)
主な出演 南野 陽子鶴見 辰吾根本りつ子中原 丈雄時任  歩いとうたかお長谷川初範竜  雷太中尾  彬一色 彩子阿知波悟美冨士眞奈美冨士真奈美富士眞奈美富士真奈美)、須磨 史衣松谷由起子高橋 正臣西宮 充記山本 静香辻  孝之鈴木 さち伊藤 幸彦松本 桃子クロキプロ、テアトルアカデミー、諏訪市のみなさん板橋オブシス
主な脚本 安本 莞二
主なプロデューサ 木村 康信(大映テレビ)、松本  健(EX)、中野 昌宏(EX))、(アシスタントプロデューサー・中村 純子)(番組広報・豊島 晶子(EX))(スチール・岩宮 秀憲
主な演出 (監督・山本 邦彦)(助監督・塚田 俊也長尾  楽島田  晃)(スクリプター・唐崎真理子
原作 中津 文彦「インターホン症候群の女破局より)」(光文社文庫)
局系列 ANN
制作会社 (制作・大映テレビ、EX)
制作 (制作担当・杉山 隆夫)(制作主任・加々見 剛)(制作進行・清水 貴紀)(制作管理・柴田 幸司)
音楽 (音楽協力・テレビ朝日ミュージック)(効果・選曲・田中  稔ヘンドリックス))(MA・梅澤 康二
主題歌 (エンディングテーマ・kiroro「もう少し」(作詞・作曲・玉城 千春)(ビクターエンタテインメント))
撮影技術 知識  護、(照明・小川 正治)(VE・小田切 徹)(録音・芦原 邦雄)(編集・目崎 和恵3one)(VTR編集・久米 智之)(仕上進行・香川 正行)(フォーカス・沢野  晃宮本  亘)(CA・大石  優)(照明助手・和栗 一彦宮坂 斉志鈴木 秀崇)(録音助手・村田 毅志菅谷 紗世田名辺朝日)(技術協力・オーエイギャザリング
美術 大橋 雅俊アートボックス、(衣裳・松川 好伸第一衣裳)(スタイリスト・田中 洋子)(メイク・小谷 政野金城まさみ)(美術助手・池田  護斉藤  卓和泉 直子鶴岡 千尋

Tag Cloud

奈緒美 悦子 真鍋 誠一郎 忍び込む 根本りつ子 時任歩 南野陽子 かける 時計 大川弘志 CRUISE 水江 帰る 鶴見辰吾 帰宅 無言電話 中原丈雄 腕時計 一色彩子 見る きた 気配 ベッド 戻る 成績 安本莞二 振り返る 入る 仕事

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供