テレビドラマデータベース選出第11回（2007年度）総合ベストテン（連続ドラマ部門）第３位。「戦後復興期、船場の商店勤めの36歳のヒロインが、開業医と結婚し、大家族の嫁ぎ先で起きる「てんやわんや」を描く、涙と笑いのホームドラマ。【この項、「月刊ドラマ」2005/09（映人社刊）より引用】」「大阪市内の問屋勤め、37歳の独身、楽天娘が、ある日恋に落ち、結婚へ。しかし、なんと嫁ぎ先は10人の大家族だった！作家の田辺聖子さんの半生と数々のエッセイ集をベースに、大阪の戦後復興期から現代へと明るくたくましく生きてきたヒロインと、その家族のてんやわんやを描く、笑いと涙のホームドラマ。タイトルの「芋たこなんきん」は、田辺聖子さんのエッセイにもたびたび登場する言葉で、女性が好む食材の代名詞として引用される、大阪生まれのキャッチフレーズです。物語は、37歳の町子が戦後の大阪市内の金物問屋で働いている時期から始まる。店員と、文筆活動の二足のワラジが原因となり、過労で倒れる。往診してもらった開業医、通称「かもかのオッチャン」（「噛もか」という口癖がある）と出会い、恋に落ち、やがて結婚。ところが、あろうことか、この「かもかのオッチャン」はバツイチで、しかも５人の子持ち。なおかつ、両親や兄弟とも同居する10人の大家族だった。しかも、オッチャンは開業医で、毎日のように近所の患者たちが押し寄せる。町子は、想像もつかなかった大家族と、ひとつ屋根の下で、七転八倒しながらも、持ち前のパワーとエネルギーで、日常の家事、育児をこなしていく。やがて、子供たちが成長するにつれて、いろいろな難問も噴出。その一方、懸命に文筆活動を続けていく。あるときは風呂で、台所で、はたまた、トイレで…。そんな中で、他人同士が、いつか本当の家族になっていく。【この項、NHK広報資料を基に再構成】」「第13週「年越し　しんしんと…」（(73)-(76)）と第14週「年明け　ほんわかと…」（(77)-(79)）は総集編。(73)（2006/12/25（月））で、町子（藤山直美）は依頼されていた週刊誌の連載エッセイの内容がまったく思い浮かばず、往生していた。そこにひさしぶりに現れた義兄・昭一（火野正平）からヒントを得て、エッセイ「カモカのおっちゃん」シリーズが始まる。(74)-(76)（12/26（火）-12/28（木））は、エッセイのなかで町子が健二郎とのなれそめから結婚して同居するまでについて書くという体裁で、それまでのストーリーが紹介されていた。年明けの(79)も、新年会が一段落ついた町子が、エッセイの続きを書くという設定で、秘書の矢木沢純子（いしだあゆみ）、そして昭一との出会いのエピソードを回想した。各話サブタイトルは以下の通り（カッコ内はルビ）。第1週「ふたり」(1)-(6)、第2週「お祝い！？」(7)-(12)、第3週「かぜひき」(13)-(18)、第4週「しゃべる、しゃべる」(19)-(24)、第5週「すれちがい」(25)-(30)、第6週「思いやる心」(31)-(36)、第7週「おくりもの！？」(37)-(42)、第8週「おおきに」(43)-(48)、第9週「最後の一人まで」(49)-(54)、第10週「いのり」(55)-(60)、第11週「おとうちゃん」(61)-(66)、第12週「おかあちゃん」(67)-(72)、第13週「年越し　しんしんと…」(73)-(76)、第14週「年明け　ほんわかと…」(77)-(79)、第15週「奄美想（おも）いて」(80)-(85)、第16週「禁じられても…」(86)-(91)、第17週「しもたっ！」(92)-(97)、第18週「いつか光が…」(98)-(103)、第19週「カーテンコール」(104)-(109)、第20週「ここに花咲く」(110)-(115)、第21週「子離れ、親離れ」(116)-(121)、第22週「春のあらし」(122)-(127)、第23週「山があるから…」(128)-(133)、第24週「出会い」(134)-(139)、第25週「お兄ちゃん」(140)-(145)、最終週「ほな、また！」(146)-(151)。放送時間…BS-hi・地上波/NHK総合：月-土曜日　8:15-8:30。再放送～地上波/NHK総合：月-土曜日　12:45-13:00。BS-2：土曜日　09:30-11:00（6話まとめて放送）。時間変更（カッコ内は理由）…BS-2：(8)→2006/10/10（火）07:45-08:00（「北朝鮮・地下核実験実施」報道等による「おはよう日本」枠拡大）、(76)→12/28放送、12/29～2007/1/3休止（年末年始特別編成）、(77)→1/4（木）放送、(146)→2007/3/26（水）07:45-08:00（能登半島地震関連報道等にともなう「おはよう日本」枠拡大）。再放送時間変更…(73)-(76)→2006/12/30（土）09:30-10:30、(77)-(79)→2007/1/6（土）09:30-10:15。キャスト、作者、語り、音楽、撮影協力以外のスタッフは各週の第一回放送分（(1)(7)(13)(19)(25)(31)(37)(43)(49)(55)(61)(67)(73)(76)(80)(86)(92)(98)(104)(110)(116)(122)(128)(134)(140)(146)）にのみ表示された。【この項、文・練馬大根役者】」時代考証・橋爪　紳也(1)(7)(13)(19)(25)(31)(37)(43)(49)(55)(61)(67)(73)(77)(80)(86)(92)(98)(104)(110)(116)(122)(128)(134)(140)(146)。医事指導・大阪府内科医会(1)(7)(9)(13)(14)(16)(17)(31)(33)(36)(37)(39)(41)(43)(46)(67)(71)(73)-(76)(78)-(80)(82)(86)(90)-(94)(97)-(108)(110)(113)(114)(116)(120)(122)-(124)(126)(128)-(130)(132)(134)-(140)(142)(145)-(150)、植田　充治(5)。料理考証・土井　信子(1)(19)(21)(49)(55)(75)(77)(98)(109)(121)、中原　蒼二(49)。撮影協力・大阪市天王寺公園(1)、中央電気倶楽部(1)(7)(13)-(15)(30)(49)(55)、兵庫県公館(7)、和歌山県田辺市本宮町(18)、和歌山県新宮市熊野川町(18)、滋賀県日野町(19)(34)、奈良県川西町(25)(55)(62)、京都市(30)(42)(135)、奈良県(37)、京都府亀岡市(49)(55)、和歌山県橋本市(49)(55)。資料提供・大阪市立住まいのミュージアム(1)(7)(13)(19)(20)(25)(31)(37)(43)(49)(53)(55)(58)(60)(61)(65)(67)-(69)(73)(77)(80)(86)-(89)(92)(95)(96)(98)(100)(103)(104)(110)(116)-(119)(122)(125)(128)(131)(134)(140)(141)(143)(144)(146)(151)、日活(8)、田中栄太郎(8)(52)(56)、中原　蒼二(20)(50)、市川純一郎(110)、上田　哲也(111)(115)、大阪府医師協同組合(135)-(138)。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：練馬大根役者(1)-(151)）】