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ドラマ 詳細データ終戦60年特別企画 終りに見た街(誤り…終わりに見た街、終わりに見た町、終りに見た町)

テレビドラマデータベース2005年第9回テレビドラマ総合ベストテン(単発ドラマ部門)第5位作品。「ある朝起きると1944年だった。家族が、過酷な戦時下を懸命に生き抜いていく姿を描く。「システム・エンジニアの清水要治(中井貴一)は、東京郊外の丘陵地で、妻・紀子(木村多江)と中2の長女・信子(成海璃子)、小5の長男・稔(成田翔吾)、それに愛犬レオと、人並みに幸せな日々を送っていた。そんなある日、幼馴染みの宮島敏夫から突然、逢おうという電話があり、30数年ぶりに要治は、浅草の結婚式場でマネージャーをしているという親友・宮島敏夫(柳沢慎吾)との再会を果たす。最初は気乗りがしなかったが、逢って飲むと不思議なくらいに楽しく、すっかり酔っ払った。事件が起こったのはその2日後のことだった。朝早くに起きた妻が、震えた様子で要治を揺り起こした。「私――どうかしちゃった」そういうと崩れるように床に腰を落とした。「外に――何もないの。森なの、どう見ても外が森なの」 2日続いた葬式できっと疲れたんだろう、と誘眠剤をもってきてやるために居間に行った要治は、ふとすくむような予感がして窓に近づいた。外を見た。そこには信じられない光景が広がっていた。驚いて外に出る要治。確かに、そこには何もなかった。門の外は森だった。隣家はもちろん家一軒見当たらない。家から見えていた新宿の高層ビルも川向こうの高島屋もなかった。多摩川べりの神社の境内では、人々が日の丸の小旗を振りながら、出征兵士を送る歌を歌っていた。思わず要治がつかまった掲示板には、「戦時下の婦人の責務」と題した『時局講演会』の紙が張ってあった。日時は昭和19年9月17日(日)。つまり、昭和19年9月にタイムスリップしてしまっていたのである。要治は、なかなか信じようとしない妻と子どもたちに、自分が見聞きしてきた光景をつぶさに話した。半信半疑な家族。妻は、自分の実家に電話をかけてみようとしたが、繋がらないどころか、ツーという音さえ鳴らない。「いいか、電話より何より、みんなも外を見たんだろう。隣近所がなんにもないっていうの、これどう考えろっていうんだ。道路も家もなんにもないんだぞ。」 その時、電話のベルが鳴った。ぎくりとする家族。要治が受話器を取った。「もしもし」「あ、あの」敏夫だった。彼もわけのわからない状況に放り込まれ、あちこち電話をした末、7本目でようやく繋がったのが、要治の家だったという。そして、息子の新也(窪塚俊介)を連れて、要治の家にやってきた敏夫親子とともに、宮島一家の戦時下の生活が始まった。時は昭和19年9月、日本の負けが込んできて、生活が一層苦しく緊迫し、末期的状況に陥っていた時代だった…。【この項、テレビ朝日広報資料に役名・出演者名を補足の上、一部修正。修正・練馬大根役者】」登場人物たちが現実に戦時中にタイムスリップしてしまい、戦時下に生きる中で次第に若者たちの気持ちの中に反米思想が芽生えていくあたりはまさに時代全体を覆う空気に迎合していく怖さが描かれていたように思います。ただもう少し作品を俯瞰すればお話全体が巨大な入れ子構造、すなわち作家自身が冒頭の現代の場面の直後に原爆に遭い、死ぬ直前見た幻想のようにとらえることも可能でその二重構造が面白い。それにしても今、「東京に原爆」となると作品執筆当時とは明らかに対象の変化があるわけで昔なら恐らく投下したのがソ連だったでしょうけど今の感覚では北朝鮮であり、そうなってくると作品が描く背景の主張自体が微妙にずれてしまったあたりがむしろ興味深かったりする。車輌協力・麻生リース。撮影協力・日本ビジネスシステムズ、東京臨海高速鉄道、品川インターシティマネジメント、東天紅、LUCIS、木更津市、大法港きよ丸、わたらせ渓谷鉄道、わたらせフィルムコミッション、神奈川県愛川町、新潟フィルムコミッション委員会、柏崎市、山倉、重要文化財彦部家住宅、任天堂。資料協力・府中市、川崎市民ミュージアム。時代考証・早乙女勝元、岩本  哲。軍事監修・熊谷  直。軍事コーディネイト・越  康広。映像協力・(テレビ朝日、ADK、シンエイ動画(C(マルシー)藤子プロ、小学館、テレビ朝日、シンエイ、ADK))、クリエーションファイブ、アニドゥフィルム、墨田区立緑図書館。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(データ協力:練馬大根役者)】
キー局 EX 放送曜日 放送期間 2005/12/03~2005/12/03
放送時間 21:00-23:21 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 山田太一ドラマスペシャル
主な出演 中井 貴一木村 多江成海 璃子成田 翔吾窪塚 俊介柳沢 慎吾遠藤 憲一今福 将雄今福 正雄)、佐々木すみ江柳葉 敏郎〈特別出演〉金子  賢〈特別出演〉柄本  明〈特別出演〉津川 雅彦〈特別出演〉小林 桂樹〈特別出演〉半海 一晃蟹江 一平樋浦  勉外波山文明歌澤寅右衛門市原 清彦増子倭文江加藤 照男芦原 由幸吉尾亜希子奥津 哲也藤原慎一郎今泉 貴之中野 雅之大西  徹青木 武志神原 圭悟木村 知幸佐野 賢一川井 つと川井 勉史)、鳥木 元博きくちとめお安田 洋子諸 ゆかり馬渕 真希友松タケホ香取 勇平小松 愛梨渡部  渉都築 大輔中島 圭祐根岸 和男大木 浩映青葉 拓磨伊藤 孔一伊藤 礼一?)、伊藤 真吾梶原 悠一川島 雄作佐藤 秀幸嶋本 勝博田崎 敏路田中 大介谷澤 有紀開  真司藤田 信宏前田 優次松村マサル子松本 峰樹本宮 憲二矢島 星児八木 健太和田  善、ヤマ・プロダクション、劇団東俳、テアトルアカデミー、ジョビィキッズ劇団ひまわり、放映新社、セントラル子供劇団
主な脚本 (作・山田 太一「終りに見た街」(中央公論社刊))
主なプロデューサ (チーフプロデューサー・五十嵐文郎)(プロデューサー・内山 聖子太田 雅晴大野 秀樹)(協力プロデューサー・里内 英司)(プロデューサー補・木内麻由美梶山 貴弘井上 博己田上 梨紗)(宣伝・保坂 正紀村上  弓)(ホームページ・小笠原克敏)(スチール・百束 尚浩今崎あずさ)(PRグラフィックデザイン・横井  勝
主な演出 石橋  冠、(監督補・阿部 雄一)(演出補・木内 健人日暮  謙)(ファイティングコーディネイト・佐々木修平)(記録・中島まさ子
局系列 ANN
制作会社 テレビ朝日(EX)
制作協力 5年D組
制作 (制作統括・早河  洋)(制作担当・飯塚 昌夫)(制作主任・町田 虎睦、織田 真二)
企画 岩水  恵、(編成・横地 郁英長谷川主水)(営業・東  瑞穂
音楽 坂田 晃一、(音楽協力・テレビ朝日ミュージック)(音楽効果・下城 義行)(MA・伊藤 慎悟
撮影技術 山下  悟宮本 幸夫、(照明・小林 靖直)(音声・金泉 直樹)(映像技術・守屋 誠一)(VTR・伊藤 尚美)(技術デスク・吉野  誠)(編集・高橋  稔)(ライン編集・伊藤 芳行)(VFXスーパーバイザー・渋谷紀世子)(CG/合成・高橋 正紀尾上 由香江村 美香)(CGテクスチャー・林  隆之)(ミニチュア撮影・細山 正幸)(VFX・白組)(技術協力・CENTRO、生田スタジオ、ザ・チューブパイロテックアートフォー
HP
美術 (美術デザイン・門奈 昌彦乾 友一郎)(美術プロデューサー・有尾 達郎)(美術進行・川畑 満彦)(装置・和田 将也笛吹 宣行)(装飾・福田 敦司遠藤 嘉男)(衣裳・川口  修遠藤 良樹)(持道具・若林 一也)(メイク・倉本 〆子竹間 美幸藤井 俊二)(建具・山下 明利)(植木・浜野 義雄小沢 廣晃)(生花・松本美智子)(電飾・深沢 慶三)(工房・坪山  豊)(特殊メイク・梅沢壮一JIRO)(特殊効果・山室 敦嗣)(マット画・江場左知子)(ミニチュア製作・元内 義則)(美術協力・CENTRO、生田スタジオ、ザ・チューブパイロテックアートフォー

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