美女の競演でおくる本格ミステリードラマ。矢松亜由美演じる謎めいた女主人、秘美子が営む骨董店を舞台にしたミステリードラマ『夢縁坂骨董店』。毎回、心に傷を持つ女性が店を訪れ、いわく付きの一品を手に入れる。それを機に夢のような出来事が次々に起こるが…。一話完結の作品ながら、全10話を通して判明する謎もちりばめられている。店がある「夢縁坂」は生きることに疲れた人々がさまよう坂道で、頂上には自殺の名所があるという設定。「生と死の案内人」を名乗る秘美子は自らの過去すら知らないが、時折、森にたたずむ少女と血の海の光景が脳裏に浮かぶことも…。そんな秘美子の謎を解くキーパーソン役で、佐川満男がレギュラー出演、毎回さまざまな役で登場する。【以上、「週刊TVガイド」関西版2005/10/21号より引用】第１回…「その頂上には自殺の名所があるということで、自殺を考える人々が訪れる夢縁坂。その途中にある夢縁坂骨董店には「生と死の案内人」である店主・秘美子（矢松亜由美）がいる。本日の客は、恋人である課長に懇願されたため、会社の金を使い込もうとしてそれが発覚、退職させられたOL・田島美咲（石川亜沙美）。実は課長は美咲と美咲をコキ使っていた先輩OLとで二股をかけていたことも判明。美咲は秘美子がすすめる、悪女サロメが使用していたという“悪女の手鏡”を購入する。手鏡を覗いた美咲は、ダサいメガネを外し、魅力的な美女に変身する。高級倶楽部サロメに就職した美咲は店で怪しげなプレイに興じる部長に遭遇、その弱みを握って、元の会社に復職する。今度は先輩OLをコキ使い、しかも課長にとって大事な書類をシュレッダーにかけさせ、二人を左遷させてしまう。また部長を含むサロメの客からバッグや宝石、マンションまでもの貢ぎ物を山のように受け取り、幸せの絶頂にいた美咲だが、秘美子から告げられていた、「手鏡を絶対に伏せないこと」という約束を破ってしまう。その瞬間、手鏡は煙とともに消え、マンションには部長や他の男性の妻が押しかけてきて、全てを奪い取られてしまう。ストップモーション。秘美子が部屋に現われ、止まったままの美咲に、本当に求めていたものは何かを問う。…また元のメガネ姿のダサいOLに戻った美咲だが、以前のような心優しい女性に戻っていることを喜ぶ掃除夫。その頃、秘美子は森の中の幼女（自分？）の姿が脳裏をよぎり、「琥珀の月」という言葉を耳にする。【この項、文・市村】」ロケ協力・カトレヤ商事(2)-(10)、大阪府立咲州高等学校(2)、双葉商事(2)、阪神不動産(2)、ウエスト・ハウス(3)-(10)、大乃や(4)、旬菜 和(4)、トラットリア ドッピオゼオ(4)、CAFE Largo(5)、元佐酒店(5)、ゲートタワービル(6)、メイドハウス CCOちゃ(7)、OCAT(7)、大阪コミュニケーションアート専門学校(7)、G faces(8)-(10)、スナック魔女(8)、芦屋クリスチャンセンター 芦屋教会(9)(10)、ロッジ舞洲(9)(10)、池田市 五月山(9)(10)、ハービス大阪(10)。衣裳協力・フェイセスコスチュームサロン(9)、TOKYOSTYLE(9)、MIRA MODA CO.,LTD.(9)(10)。【出典：ドラマ本体クレジット表示（採録：市村靖介）】