京都にある坂巻探偵事務所の調査員・片山由美（池上季実子）は、伏見に住む楢崎昌之（中島久之）から交際相手の男性関係を調べてほしいと依頼を受ける。同じ頃、同僚の調査員・乃梨子（山村紅葉）も宇治の茶問屋主人・石打良三（江藤潤）からの依頼で不倫相手の男性関係を調べていたが、どちらも調査ターゲットが宇治在住の未亡人・河上貞子（宮下順子）と判明する。彼女と付き合っている２人の男が別々に調査を依頼してきたのだ。由美は、楢崎から詳しい話を聞くために伏見を訪れる。ところがそこで、自宅で死んでいる楢崎を発見。近くの鉄工所に勤める楢崎の弟・まさるがちょうど帰宅し、由美は夫で京都中央署の刑事・俊介（神田正輝）に通報した。楢崎の死体には、胸に刺し傷と手首にためらい傷があった。部屋はドアも窓も中から施錠されていた。鍵は古い型のためスペアキーがなく、唯一の鍵は楢崎のポケットから発見されたため、現場は完全な密室状態だった。楢崎は妻を５年前に亡くしてから弟と２人暮らしで鬱病の気もあった。自殺の可能性が強まるが、前日に楢崎から調査依頼を受けている由美は、自殺という見解に疑問を抱く。【以上、テレビ東京広報資料より引用】地上波では、2003/03/26、水曜TX系「女と愛とミステリー」枠にて放送された。車輌：日本照明。ロケ協力：セレモニー、リーガロイヤルホテル京都、パチンコ　キング、伏見稲荷大社参道茶屋、志津川陶芸教室、源氏物語ミュージアム、京都醍醐プラザホテル、製茶問屋　中村藤吉本店。【出典：ドラマ本体クレジット表示（採録：古崎康成）】《16:9》