第20回ATP賞2003優秀賞受賞作品。「全世界が涙した現代の聖書」とうたうダニエル・キイスの原作をドラマ化。知的障害がある藤島ハル（ユースケサンタマリア）が、原作でいうチャーリイ役。下働きするパン屋では笑われ、からかわれる。知的障害学級に通うのは、頭がよくなって友だちと話し、パンを焼き、新聞を読み、そして、自分を「捨てた」母に迎えに来てほしいから。ある大学教授から知能増進手術の実験台になる話が持ち上がる。学級担任のエリナ先生（菅野美穂）はハルを教授のもとに連れていく。ハルは手術で天才になり、生涯の友となるネズミのアルジャーノンと出あう。ユースケとともに友人役の榎本加奈子の演技が逸品。パンチはないがデリケートな作り。授業の教材に宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を使うなど日本版の仕掛けも楽しい。【以上、「朝日新聞」2002/10/08付より引用。（署名・み）】第１回は拡大版（火曜22:10～23:14）。スチール・笠井　新也。車輌・コンガス。ドライバー・井上　桐文、石本　健二、佐藤　裕司、新井　雅貴。撮影協力・東京都立大学、共立女子高等学校(1)-(7)(10)(11)、共立女子大学(1)-(7)(10)(11)、共立女子短期大学(1)-(7)(10)(11)、七里ヶ浜 IKAT、鎌倉プリンスホテル、川口市立グリーンセンター(1)、Lady's The Prince Rb. Tokyo(1)、自治医科大学付属大宮医療センター(2)、東海大学医学部八王子病院(3)、アクティブ21(3)(4)、マザー牧場(5)、江ノ島電鉄(5)、横浜八景島シーパラダイス(5)、カフェ・ド・ジェノワーズ青山(5)、藤沢オデヲン座・キネマ88(6)、NEXT(6)、ヒルサイドガーデン(7)、ROLAND(8)、ヤマザキ学園(8)、日本動物学校(8)、BOOK1st.(8)、ラ・ポワン・イグレグ広尾店(8)、拓殖大学(9)、プリマクラブ(10)、CANAL CAFE(11)ほか。協力・ケイ・スタイル、フロントライン。