2003年日本民間放送連盟賞優秀賞受賞作品。「２歳で卵巣ガンに冒され、６歳までの４年間を小児病棟で過ごすことを余儀なくされた少女と、彼女を支えた母親との心の葛藤をまじえながら、天国に召された闘病仲間のために曲を作り続け、アーティストとしてデビューするまでの少女の姿を描く小さな奇跡の物語。東京郊外の市営団地。小笠原家で母の淑恵（田中好子）が、二女のより子（松浦亜弥）に「茶髪を染め直しなさい」と言っている。より子のかよっている中学では、茶髪を禁止しているのだ。より子は、「髪がいつなくなるかわからない」と反発する。２歳の時、卵巣ガンで入院したより子は、薬のために長い間つるつるの頭だった。淑恵としても強くは言えない。２日後、より子の２学期が始まる。茶髪のより子は、担任の教師に叱られる。同級生とも仲良くできないより子は、「学校へ行きたくない」と言い出す。落ち込んだ時、より子は、小児病棟で同室だった一馬（須賀健太）に会いたいと思う。７年前に退院して以来、一馬の消息は分からなくなっていた。一馬は小児病棟でより子が最も心を許した親友だった。一馬以外にもたくさんいた友達はより子の心の支えだった。また、母淑恵にとっても、小児病棟で過ごした4年間は重く、辛い経験だった。そんな母娘の闘病生活が回想として描かれていく。【フジテレビ広報資料より引用】」ヒロイン・より子のインディーズデビューをニッポン放送、原作本の出版を扶桑社、ドラマ化をフジテレビが行うというフジサンケイグループ連動企画。「ラストシーンはより子。本人が登場して、実際に客の入ったライブで、ピアノを弾きながら「ほんとはね。」を歌った。その映像をバックにエンドロールが流された。【文・練馬大根役者】」ピアノ協力・宗田　舞子、海老原ひかる、乙村　千絵。看護指導・伊宝田さとみ。医療監修・緑園こどもクリニック／山中　龍宏。スチール・安藤潤一郎。撮影協力・FACTORY、永生病院、中川会計事務所、TIME。協力・中川プロスパー、SST。