ギャラクシー賞受賞作品。遺言状専門の弁護士・迫まり子（斉藤慶子）の元には様々な依頼人がやって来る。今回の依頼人は、殺人を犯し無期懲役で仮釈放中の沢田（大地康雄）。服役中に妻（山口果林）と離婚した沢田だが、一人娘のみゆき（奥貫薫）にはせめてもの償いをしたい。それが沢田の唯一の願いだった。勤勉で温厚な沢田の人生を狂わせたのはバブルの崩壊だった。みゆきに手を出そうとした取立て屋を殺害した沢田は、止めに入った無関係の男をも巻き添えにしてしまった。遺言状を作成したまり子はみゆきに会いに行くが、にべもなく断られる。事件以来、日陰で生きてきた母と娘。みゆきは婚約者の中谷（林泰文）にも事件の事は一生隠し通すつもりだという。加害者の娘として後ろ指を差されて来たみゆきにとって、父の遺言状は忌まわしいものでしかないのか。父と娘の溝を埋めようと奔走するまり子。その行く手に思いもかけない事態が待っていた。【以上、TBS広報資料より引用】撮影協力・大同特殊鋼、医療法人社団同友会春日クリニック、サンシャイン60展望台、山の手ヘレン記念教会、Dress Black、コスモワールド、お茶の水美術院、マルマンストアラビオ中野店、オリオンテック、Nouvelle都立大学店、割烹旅館西郊、飛鳥交通第五、アサヒエース、大和精機。法律監修・村上　愛三。車輌・ランナーズ。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】