陶器の一作主義をとる名人かたぎの平山碧山は、文化功労賞をもらっての帰り酔って喜びながら協力者の友人・由利雁市と母屋へ行く途中マキがくずれて下敷きになって死んでしまう。残った息子・敬吾は多量生産の方向にかえる。それでは碧山の遺志に反すると反対するのは敬吾の妹・重子であった。名人かたぎと現代企業の対立を描いたもの。【以上、朝日新聞1960/03/20付より引用】【役名（演技者）】由利雁市（柳永二郎）、平山碧山（三津田健）、敬吾（加藤和夫）、重子（三ツ矢歌子）、きわ（日高ゆりえ）。