1973年の大阪。銀行の夜間金庫に故障の札が下がり、近くの仮設金庫の使用が指示された。受取札の出る巧妙な仕組みの金庫だが、怪しんだ利用客が警備員に通報。近くに隠れていた犯人は金を取らずに逃走した。遺留品のマッチから喫茶店を訪ねた刑事の島田（橋爪功）は、店にあったからくり人形に注目する。島田は、人形の作者の息子である時計店店主・利彦（片岡鶴太郎）に接近する。