刀鍛冶鬼麿の師・清麿は、かつて伊賀同心からの逃亡中に金に困りいい加減な刀を作ってしまった。「刀剣師の恥となるそれらの刀を探し出し始末してほしい」と清麿は鬼麿に頼み自害する。刀を探して放浪する鬼麿に次々と伊賀同心の手が襲いかかる。「赤井のチャンバラシーンには迫力があり面白い活劇に仕上がっている。ふだんはバタ臭い印象の田村も、時代劇での娘役を好演。いじらしい娘心を見せる。大島ミチルの音楽も、時代劇に新しい魅力を付け加えている。【「朝日新聞（大阪）」1995/12/28「試写室」より引用】。」赤井英和のセリフ廻し、所作に時代劇らしからぬところが見られるが逆に型にはまっていないともとれる。凝ったカット割りと大胆なライティングにより迫力が生まれている。【その他のクレジット表示】協力：東映太秦映画村、アート芸能。【役名（演技者）】鬼麿（赤井英和）、おりん（田村英里子）、清麿（萬屋錦之介）、今川（石田えり）、伊賀同心組頭領（夏八木勲）、清原彦右衛門（藤岡弘）、鉱夫の頭（若林豪）、清原彦一（城島茂）、たけ（山崎裕太）、服部小平太（本田博太郎）、野末頼母（神山繁）、中島屋平兵衛（橋本功）、金屋達之進（伊藤高）、野末市之進（円谷浩）、馬場八之丞（中康治）、又兵衛（岩尾正隆）、智江（川崎あかね）、大野木源右衛門（野口貴史）、七兵衛（多賀勝一）、武田弥平次（高木英一）、近藤又四郎（太田雅之）、大野木源太郎（柴田善行）、清原家の門人（賀川浩幸）、高崎藩々士［一］（谷口高史）、高崎藩々士［二］（細川純一）、高崎藩々士［三］（高橋弘志）、柏屋の主人（疋田泰盛）、柏屋の内儀（星野美恵子）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】