飛騨の山麓で一人の農学校教授が見たことのない蝶を捕まえ、「ギフチョウ」と命名された。「1883年、飛騨の山麓でひとりの農学校教師が、一匹の小さなチョウを捕まえた。黒と黄の縞にオレンジの模様が入った美しいチョウは、アゲハチョウの新種とわかり、発見場所の名をとって「ギフチョウ」と呼ばれるようになった。発見者の名和靖はこれを機に「名和昆虫博物館」を岐阜市内に設立した。以来100年にわたって名和家は、跡継ぎに虫好きの養子を迎えてまで、代々ギフチョウの研究に没頭することになった。番組では明治から平成まで一世紀にわたって「虫」に没頭してきた一家のさまざまなエピソードとロマンを日記を中心にドキュメントとドラマで描く。【この項、NHKアーカイブス資料より引用】」