新米弁護士が、二人の先輩女性弁護士の助けをかりながら、検事である父親に対抗心を燃やし持ち前の正義感を支えに殺人事件の弁護に奮闘する。『ホテル』(1990～ TBS）でホテルマンを好演した高嶋政伸が今度は弁護士役に挑戦した作品で、新鮮な持ち味と符合して好感を呼んだ。司法研修所を卒業したばかりの進介（高嶋政伸）は、研修で知った先輩弁護士・美波子（黒木瞳）へのあこがれもあって美波子の所属する舟本法律事務所になんとか就職する。ところがこの事務所の所長・舟本（鈴木瑞穂）と進介の父で検事正の宣明（佐藤慶）はライバル同士だった。もともとうまくいっていなかった親子の溝は深まっていく。おまけに事務所に赴任してきたスゴ腕弁護士・晶（田中美佐子）は美波子のかつての恋敵だった…。そんなとき、事務所に殺人事件の弁護依頼が持ち込まれる。担当検事は宣明の部下・才賀（伊武雅刀）だったが、才賀は美波子と晶が恋を争った男だった。法律監修・新井　宏明（新井総合法律事務所）。ロケーション協力・有精堂出版、産能短期大学(1)。撮影協力・日本電気グループ(3)-(11)。パソコン指導・システムカルチャー(3)-(11)。サブタイトルは以下の通り。第１回「いざ！初法廷」、第２回「有罪・無罪」、第３回「俺は見た！」、第４回「進介、証言台に立つ！」、第五回「アリバイが消えた！」、第六回「証言・先生が殺した！」、第七回「弁護士失格！」、第八回「意外!?真犯人は…」、第九回「哀しい真実」、第十回「進介、崖ッぷち！」、最終回「父と子の法廷」（数字表記は表示ママ）。