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ドラマ 詳細データ36号室(三十六号室)

脚本の寺田信義氏は語る。「電子計算機を入れたため余剰人間の生じたある銀行で、大量首切りは面倒だからと特別室を設けて用のない人間だけをそこで遊ばせておくことになる。何の仕事も与えられず、そんな部屋においやられた人間が正常な神経でいられる筈はない。自殺者も出る。発狂する者も出る。斗争に走る者もある。そうした人間たちを描いていく場合、散漫にならず、ただ沈滞させず、社会を深くえぐり出そうとするには、単調なテンポだけでは描けない。テンポが良いということは、決してばたばたとんだりはねたり、カット数をむやみに多くしたり、車の走りをちょこまか入れたりすることだけではない。やはり芝居の押しは押しでじっくり腰を据えてねばり、意味のない出入り芝居や必要のない会話の間をはぶくことである。また、意味のないつまらないセリフや芝居を書かないことである。その点、演出の合川明氏には、本質的にドラマを把握したテンポがあった。【この項、「テレビドラマ」(現代芸術協会刊)1960年6月号より引用】」【参考資料:webサイト「脚本データベース」(2024/06/30参照、http://db.nkac.or.jp/top.htm)】
キー局 NHK 放送曜日 放送期間 1959/10/16~1959/10/16
放送時間 21:00-22:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 テレビ劇場
主な出演 玉川伊佐男清水 将夫清水 將夫)、下元  勉高橋 昌也片岡 半蔵織田 政雄北見 治一松下 達夫岸田今日子鶴丸 睦彦近藤  凖小瀬  格小松 方正宮部 昭夫阿部 希郎前田 昌亮安本 ゆき高山 秀雄(クレジット表示では「高」は「はしご高」)、山田 昭一田村 淳子峯  阿矢片岡美津子加茂 嘉久畑中 淳子北川智恵子小山 勝正木元 章介田中 邦明矢田 弘二赤羽  茂須賀 了輔
主な脚本 吉田 信義寺田 信義
主な演出 合川  明苫米地照美田中 昭男山内 大輔
原作 (作:古田 芳生
局系列 NHK
制作会社 NHK

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