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ドラマ 詳細データ風雲さそり谷

秀頼が残したと伝えられる数百万両の黄金をめぐり、さまざまな人物が物語を展開していく。「円谷英二が、劇中に登場するさそりの製作を手がけている。【この項、文:カミコロ】」放送開始時に朝日新聞が本作をとりあげている。「「動くさそり」が物語の中心になるというちょっと変わったドラマ『風雲さそり谷』(毎週日曜日夜7時半から8時まで)が30日からフジテレビに登場し約6ヵ月にわたって放送される。このドラマはかつて阪東妻三郎の主役で映画化されたことのある角田喜久雄原作の「風雲将棋谷」と「緑眼童子」から取材したもので、脚色の知切光歳は原作と自分の考えをミックスしながら、子どもにも楽しめるよう毎回「さそり」に重点をおいて物語を進めていきたいといっている。天保時代、人跡まれな信州の将棋谷と江戸を舞台に、秀頼が残したと伝えられる数百万両の黄金をめぐって雨太郎、悪役人、さそりを使う魔術使いさそり道人、それに遠山金四郎までが登場し波乱に富んだ物語がくりひろげられる。このドラマの話題はなんといっても動くさそり。テレビで建物などのミニチュアを使うのは近ごろではそれほど珍しいことではないが、手足が自由に動く動物を扱うのはこんどは初めての試み。そのためスタッフもなかなか慎重だ。たとえばさそりは日本にいない。写真をみただけでは物足りないとわざわざ上野の科学博物館に出掛けて研究している。特にクローズ・アップに使われる一匹のさそりは特殊技術に定評のある東宝の円谷英二氏に特別に注文し精巧なものを作った。去る25日すでに第1回の実験も済ませあとは本番を待つだけだと関係者は張り切っている。このさそりは特殊なスポンジで作ったもので頭部のところにリモート・コントロール(無線操縦)が入っており、遠隔操作ができるところがミソだ。ほかにさそりによく似ているエビガニを使ってさそりの薄気味悪さを出すそうだが、果たしてその感じが出るかどうか注目されている。さそりの製作に当った円谷氏は「映画はワンカットずつ撮影できるのでトリックが容易だが、テレビのように通してやるのはどうか。むずかしいと思う。しかし、テレビもいろんな工夫が研究されていることだし、少々困難があってもこういう試みは喜ぶべきことだと思う」といっている。【この項、朝日新聞1959/08/28付より引用】」
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1959/08/30~1960/02/28
放送時間 19:30-20:00 放送回数 27 回 連続/単発 連続
主な出演 若柳敏三郎沢 阿由美小林重四郎白銀 道子河野  彰岩井半四郎十代目岩井半四郎二代目市川笑猿)、磯部 太郎山田 吾一金井  修浅野進次郎浅野進治郎)、岡  譲司旭  輝子中村 次朗(8)、村田 正雄牟田 悌三夏川大二郎野々村 潔三田 佳子(25)、
主な脚本 知切 光歳
原作 角田喜久雄「風雲将棋谷」「緑眼童子」
局系列 FNN
制作会社 フジテレビ(CX)

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