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ドラマ 詳細データとなりの女 (新聞ラテ欄…となりの女 危険な週末、危険な情事、愛が殺意を、3年目に現れた女の秘密とは)

好きな男が結婚してもあきらめられない。向かいに越してきた女が偶然を装い、男と会う。原田美枝子の静かな狂気と杉田成道の抑揚の効いた演出が冴える佳編。あまりの出来栄えに、この脚本をもとにさらに脚色を加え、後年「略奪愛」という映画が制作されたほどだが、映画版はこのドラマ版の出来栄えに及ばなかった。「結婚している男のちょっとした浮気心と、ずっと前から男を思い続けてきた女の執念がもたらす悲劇。手垢にまみれた題材である不倫の恋を息づまる心理劇に仕上げたのは、男女の生理と心のあやを独自の映像感覚で浮き彫りにした杉田成道の演出の力が大きい。結婚して3年になる夫婦(奥田瑛二、南条玲子)の向かい側のマンションに、二人の元同僚(原田美枝子)が引っ越して来た。すっかり垢抜けした女は、男への思いを遂げるため、偶然を装って二人に近づく。巧妙な女の挑発に、男は分別を忘れ、一時の衝動に身を任せてしまう。女が思いを募らせるにつれ、逆に男は逃げ腰になる。男のエゴと保身、女の一途さを奥田、原田が抑制のきいた演技でみせる。初めて密会した日は、夜桜が盛りだった。その物狂おしさと、不吉な予感。女の錯乱を示す鬼ごっこの場面など、杉田演出は随所に鮮烈なイメージをちりばめながら、日常的な細部の描写もゆるがせにしない。ヒット中の映画「危険な情事」の設定と期せずして重なる部分はあるが、作品の価値に変わりはない。【この項、「読売新聞」東京本社版1988/03/04付掲載「試写室」より引用(署名・嘉)】」この批評では映画「危険な情事」と比較しているが、「危険な情事」よりもフランソワ・トリュフォーの映画「隣の女」を下敷きにしていることは明らか。ロケ協力:東京専売病院、岡設計、会員制総合スポーツクラブSWEAT。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1988/03/04~1988/03/04
放送時間 21:02-22:52 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 ザ・ドラマチックナイト
主な出演 原田美枝子奥田 瑛二南條 玲子南条 玲子)、出光  元白川 和子大林 隆介大林 直樹大林隆之介)、下元  勉野村 昭子原 ひさ子保積 ペペ渕野 俊太望月 太郎稲葉 年治大林 隆介信  漱石金子  哲津山 栄一三木  豊)、石原 昭宏西屋 直樹上原 由恵結城 一穂牧 ひとみ横田ひとみ相川 圭子スターシップ、(方言指導:飯塚 昭三
主な脚本 松田 寛夫梶間 俊一
主なプロデューサ 田辺 隆史松下 千秋(CX)、(広報担当:板垣 陽治
主な演出 (監督:杉田 成道)(助監督:大田 隆士)(監督助手:大串 利一)(記録:加藤 瑞枝
局系列 FNN
制作会社 (制作:ヴァンフィル、CX)
制作 (制作主任:杉山 隆夫)(制作進行:小田  強)(キャスティングプロデューサー:見留多佳城)
企画 伊藤  満重村  一(CX)
音楽 (選曲:高橋  巌)(効音:橋本 正二
主題歌 安全地帯「ワインレッドの心」(クレジット表示なし)
撮影技術 (TD:石戸谷洋治)(カメラ:田中 貞吉)(VE:阪上 忠雄)(照明:上島 忠宣)(音声:遠藤 和生)(編集:泉  富恵)(技術協力:エーエイギャザリング)(スタジオ協力:松竹ビデオスタジオ)
美術 浜野 信男、(美術助手:菅沼 史子)(装置:若林 六郎)(衣裳:本間 邦仁松竹衣裳))(スタイリスト:川部千恵子)(メーク:佐藤千加子)(スタジオデスク:大堀  誠)(O・A機器協力:富士通

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