女子高の女教師が、覚せい剤におぼれる女子大生を更生させるため自ら覚せい剤を打った。そしておぼれていく。が、それこそ、その女生徒の兄の思うつぼ。最初から、女教師を引き込むための計画だったのだ。前田美智子（片平なぎさ）は、私立女子高の教師。ある夜、非行歴のある生徒、田崎由紀（大島明美）の兄・剛（谷隼人）が訪ねてきた。由紀が帰らないので一緒に探して欲しいという。さらに、由紀が覚せい剤を覚えたので更生させる力になって欲しいという。が、剛は、実は覚せい剤を大掛かりに扱う組織の実力者。そんなことはつゆも知らず、美智子は由紀の更生に力を注いだ。身をもって由紀にしめそうと、自ら覚せい剤を打ったのだ。自分がやめられれば、由紀もやめられると思った。【以上、「ザテレビジョン」（角川書店刊）1983/05/06号より引用】撮影中、片平なぎさが肋骨２本を折るトラブルがあった。片平は骨折に気づかず１週間後に診察を受けて骨折と分かったという。以降はコルセットを着けて撮影に臨んだという。協力：静岡第一テレビ、沼津中央病院、レディース・ヨシブン、スタッフ企画、東京現像所。【役名（演技者）】前田美智子（片平なぎさ）、剛（谷隼人）、徹三（加藤武）、文代（丹阿弥谷津子）、楢原（荻島真一）、由紀（大島明美）、遠山（永井秀和）、理枝（棚橋久美）。【データ協力：デイリーザキヤマ】