ニュータイプのクールファイターのジプシー（三田村邦彦）が三田署より加入。三田村邦彦、渡辺徹、神田正輝のトリオで「ミワカントリオ」として女性から人気。【以上、七曲署熱血探偵団・著「毎週金曜夜８時　君は「太陽にほえろ！」を見たか？」（1993年、スターツ出版刊）より引用】「今年制作した第一作（前回までは昨年収録）。放送十年目を迎え、今回から番組のタイトルバックを一新、ボス（石原裕次郎）も完全復帰して〝再出発〟を期している。また、先週病死したスコッチ刑事（沖雅也）に代わってジプシー刑事こと原刑事（三田村邦彦）が登場、番組に若さを注入したのも話題。スナックに拳銃強盗（徳広夏生）が押し入り、人質二人をタテに籠城した。刑事たちが作戦を練っているところへ、猛スピードで走ってきた車がそのまま突っ込み、運転していた男はあっさり犯人を逮捕。この男がなんと、同日付で七曲署に配属された原刑事だった。ボス（石原）は統制を乱す原刑事の行動に不安を感じ始末書を書かせるが、その時、宝石店に拳銃強盗が押し入った。またまた全員出動、宝石店を包囲するが、そこに原刑事の姿はなかった。新登場の三田村をたて、ベテラン刑事が振り回されるという筋書き。ちょっとヘンクツだが、腕きき新入り刑事の出現は、十年目を迎えてややマンネリ気味のドラマに新鮮さを与え、三田村もニヒルな役どころを好演、期待に応えている。全員がキビキビとした動きを見せ〝十年目〟を意識していることが画面からも十分うかがえる。【この項、毎日新聞1982/02/05付「視聴室」より引用（署名：Ｎ）】」【役名（演技者）】藤堂俊介（石原裕次郎）、西條昭（神田正輝）、山村精一（露口茂）、野崎太郎（下川辰平）、竹本淳二（渡辺徹）、岩城創（木之元亮）、原昌之（三田村邦彦）、石塚誠（竜雷太）、松原直子（友直子）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】