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ドラマ 詳細データ娘からの花束

突然の娘の結婚話に戸惑う父と、嫁ぐ娘の心の交流をコミカルに描く。「長い単身赴任から突然帰ってきた父親は、いきなり娘に結婚相手を紹介され憤慨する。ところがある日、単身赴任の父親の元へその結婚相手がわざわざ訪ねて来て、一緒に酒を飲むことになり、つい結婚を許してしまう。結婚式の数日後、娘から花束が届いて…。【この項、TBSチャンネル広報資料より引用】」ガンで闘病中だった木村功の最後のテレビドラマ出演となった。「夜、東芝日曜劇場『娘からの花束』のオンエアである。これを撮影したころのみなさんの温かく思いやりのいかにありがたかったことか。想い出すと胸が熱くなる。結婚などまだまだと考えてもいなかった一人娘が、父親不在のまま話が進んで、あれよあれよといううちに結婚式となる。世間によくあるように、娘の結婚式で泣く父親には絶対ならないぞと威張っていたが、赴任先のアパートに届いた、「お父さんありがとう」の手紙と、娘からの花束を抱きしめて号泣する寂しい父親というストーリーであり、父親役が功である。心配していたような病人臭さも全くなく、仕事一途で家庭を顧みない中年のエリートサラリーマンの感じがよく出ていて、奥さん役の池内さんも、そんな亭主には関係なく娘と結構楽しく幸せな日々を過ごしている、屈託のない奥さんが、いつも見る池内さんよりもさらによく思えたし、娘の婚約者、小倉一郎さんの頼りげのない、それで生真面目な若者がとてもほほえましくてうれしい気がしたり、画面に引き込まれる時いつもそうなのだが、功、ということは全く忘れて見てしまうのだ。ところが、最後の場面となり、花束を抱えた功が、電話機の前で泣き出した時、私ははっとした。功が泣いているのだ。ドラマのお父さんが泣いているのではない。私の夫の功が泣いているのだ。功は今、このドラマを作って下さったスタッフの方たちと出演者と、そして日本中でこれを見てくださっている多勢のファンたちに向かって、限りない感謝をこめてお別れをしているのだ。功と花束がアップとなり、功の頬に流れる涙が光った。嗚咽が尾を引いてテレビからこぼれ落ちてくるようだ。「長い間、ほんとうにありがとう」といっているように聞こえて、私もとうとう泣き出したのである。【木村梢・著「功、大好き」(1982年、講談社刊)より引用】」
キー局 TBS 放送曜日 放送期間 1981/05/17~1981/05/17
放送時間 21:00-21:55 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東芝日曜劇場(第1273回)
主な出演 木村  功下元  勉古手川祐子池内 淳子小倉 一郎小倉 蒼蛙)、馬場恵美子早川 里美小寺 大介
主な脚本 北原  優
主なプロデューサ 石井ふく子
主な演出 鴨下 信一
局系列 JNN
制作会社 TBS

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