JNN賞・最優秀賞受賞作品。民放祭テレビ娯楽最優秀賞受賞作品。「伊藤純子は、オリエンタル物産に勤務して18年のベテラン、ハイミス秘書。そんな純子が楽しんだ一夜限りの京都でのアバンチュールが、彼女の運命を変えることに。部下の恋の邪魔だけが唯一の楽しみの彼女が、一夜の恋の相手、井村に溺れてゆく。一方、会社では石油をめぐる、使途不明金が、社会問題になっていた。正友会幹事長、森村と専務堂本が疑われている。休養後、復帰した堂本は秘書室長、小泉を左遷。内部告発により、使途不明金問題に関して、あらぬ疑いをかけられたのだ。小泉は、会社でただひとりの純子の良き相談相手だった。【「倉本聰の世界」（別冊山と渓谷1993年刊）より引用】」お竜さんと呼ばれる女性は、38歳で独身。彼女の勤める会社は、疑獄事件の渦中にあった。シリアスコメディ。キャストのうち、里見浩太朗は東映映画村でワンカット、本人として出ているだけの出演。提供：カネボウ、モンシック、シチズン、Nestle、バファリン、山形屋海苔店、フマキラー。【データ協力：マーキュリー】【参考資料：書籍「映像の先駆者125人の肖像」（志賀信夫著、2003/03/30発行、日本放送出版協会刊）、書籍「日本タレント名鑑'81」（1980/12/30、VIPタイムズ社発行）［住吉ユミ子の項］】