西暦2008年、核兵器を遥かに上回る超磁力兵器の使用によって地球に大変動が起こり、大部分の大陸は海中に没する。かろうじでロケットで脱出した人々が残された島に不時着する。数年後、小さな孤島で、おじいと二人で生きてきた自然児コナン（声・小原乃梨子）。平穏な彼の生活は、謎の少女ラナ（声・信沢三恵子）を追ってきた、「インダストリア」の兵士によって破られる。「あの子を守ってやれ」というおじいの言葉にコナンは地の果てまでも追いかける決意をする。インダストリアの支配者・レプカ（声・家弓家正）が狙う太陽エネルギーの鍵を握るラナの祖父ラオ博士を捜すため、コナンは、途中で知り合ったジムシー（声・青木和代）とともにインダストリアへ向かう。映像作家・宮崎駿が演出・キャラクターデザイン・絵コンテ・場面設定まで、全力をそそいで完成させた作品で当時のテレビアニメの水準と比較すると卓越した完成度を誇る。アニメならではの躍動感あふれる展開が見事で、宮崎駿の底力を見せつけた傑作アニメ。とくにクライマックスのギガントの登場回や津波が島を襲う回など、それまでのテレビアニメーションの水準を超える作劇が永く語り継がれている。本放送時は８％程度の視聴率だったが次第に評価が広がった。のちに別スタッフの手で劇場用映画として再編集、公開された。【各回サブタイトル】（作品内の回数表示は無し。すべての漢字にはルビが付されているが記載を省略）第１回「のこされ島」、第２回「旅立ち」、第３回「はじめての仲間」、第４回「バラクーダ号」、第５回「インダストリア」、第６回「ダイスの反逆」。【役名（声の演技者）】コナン（小原乃梨子）、ラナ（信沢三恵子）、おじい（山内雅人）、モンスリー（吉田理保子）、クズウ[1][2][6]・水夫Ｂ[4]（水鳥鉄夫）、ダイス（永井一郎）、ドウケ[2]・水夫Ａ[4]・職員[6]（若本紀昭）、ドンゴロス（神山卓三）、グッチ（増岡弘）、隊員（塩沢兼人）、ジムシー（青木和代）、島民（池田武司、千葉繁、田原アルノ、石黒正男、須永慶）、パスコ（池田勝）、船員（宮下勝）、レプカ（家弓家正）、モウ（雨森雅司）、ジュン（千葉順二）、/エイ（村松康雄）。【出典：アニメ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成(1)-(6)）】【参考資料：web「twitter」（アカウント「叶 精二」氏（@seijikanoh）のツイート（2020/06/13参照、http://twitter.com/seijikanoh/status/1271387613845311489）、書籍「作画汗まみれ 改訂最新版」（著：大塚 康生、2013/04/10第１刷、文春ジブリ文庫刊）】【参考資料：書籍「日本タレント名鑑'81」（1980/12/30、VIPタイムズ社発行）［寺田誠の項］】
| キー局 | NHK GTV | 放送曜日 | 火 | 放送期間 | 1978/04/04～1978/10/31 |
| 放送時間 | 19:30-20:00 | 放送回数 | 26 回 | 連続/単発 | 連続 |
| 主な出演 | （声の出演：小原乃梨子(1)-(6)、信沢三恵子(1)-(3)(5)(6)、山内 雅人(1)(2)、吉田理保子(1)(2)(5)(6)、水鳥 鉄夫（水鳥 鐵夫）(1)(2)(4)(6)、永井 一郎(2)-(6)、若本 紀昭（若本 規夫）(2)(4)(6)、神山 卓三(2)-(6)、増岡 弘(2)-(4)、塩沢 兼人(2)、青木 和代(3)-(6)、池田 武司(3)、千葉 繁(3)、田原アルノ(3)、石黒 正男(3)、須永 慶(3)、池田 勝(4)-(6)、宮下 勝（幹本 雄之）(4)、家弓 家正(5)(6)、雨森 雅司(5)、千葉 順二(5)、伊武 雅之（伊武 雅刀）、宮内 幸平、石丸 博也、斉藤 昌子、中村 武己（中村 武巳）、塩屋 翼、神山 卓三、二又 一成、つかせのりこ、田中 秀幸、村上はるみ、中村 秀利、三田松五郎、黒須 薫、広瀬 正志、鈴木 清信、村松 康雄、佐久間あい、井上 瑤、寺田 誠、麻上 洋子（一龍斎春水、一竜斎春水）、長堀 芳夫（郷里 大輔）、）（ナレーション：伊武 雅之（伊武 雅刀）(1)-(6)（(2)-(6)はクレジット表示なし）、） | ||||
| 主な脚本 | 中野 顕彰(1)(3)(5)-(8)(12)-(14)(23)-(26)、胡桃 哲（城 駿一郎）(2)(4)、吉川 惣司(9)-(11)(15)-(22) | ||||
| 主なﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻ | 中島 順三、遠藤 重夫 | ||||
| 主な演出 | （絵コンテ：宮崎 駿(1)-(4)(8)(12)(15)-(19)(22)-(26)、早川 啓二(3)(4)(8)(12)(15)、奥田 誠治(5)(6)、高畑 勲(7)(9)(10)(13)(20)、石黒 昇(11)、とみの喜幸（富野由悠季）(14)(21)、鈴木 孝義(17)）（演出：宮崎 駿(1)-(6)、高畑 勲(10)(11)、早川 啓二(12)-(26)）（演出補：早川 啓二(1)-(6)）（演出助手：鈴木 孝義(1)-(3)(5)(15)(19)、馬場 健一(4)(6)） | ||||
| 原作 | アレクサンダー・ケイ（「残された人びと」より） | ||||
| 局系列 | NHK | ||||
| 制作会社 | （制作：日本アニメーション）（企画：日本アニメーション）（Copyright：NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978） | ||||
| 制作 | （製作：本橋 浩一）（製作管理：高桑 充）（制作進行：細田 伸明(1)-(6)、星出 和彦(1)(2)(5)、竹内 孝次(3)、神田 喜雅(4)、内山 秀二(6)） | ||||
| 企画 | 佐藤 昭司 | ||||
| 音楽 | 池辺晋一郎、（録音監督：斯波 重治）（演奏：コンセール・レニエ）（効果：石田 秀憲）（整音：桑原 邦男）（録音制作：オムニバスプロモーション）（録音スタジオ：シネビーム） | ||||
| 主題歌 | 山路ゆう子、鎌田 直純「今地球がめざめる」「幸せの予感」（作詞：片岡 輝、作曲：池辺晋一郎） | ||||
| 撮影技術 | （撮影監督：三沢 勝治）（撮影：東京アニメーションフィルム（金子 仁、清水 達正））（編集：瀬山 武司）（現像：東洋現像所） | ||||
| ビデオ | DVD：バンダイビジュアル、EMOTION | ||||
| HP | |||||
| 美術 | （作画監督：大塚 康生）（美術監督：山本 二三）（原画：近藤 喜文(1)-(4)(6)、川尻 善昭(1)、岡迫 恒弘(2)、河内日出夫(2)(4)(6)、篠原 征子(3)-(6)、新川 信正(4)(6)、才田 俊次(5)、富沢 信雄(5)、森 康二（もりやすじ）（クレジット表示なし）、岡田 敏靖(7)）（動画：佐藤 勝(1)(2)、湯川 高光(1)、戸倉 健二(3)、関野 郁子(3)）（動画チェック：前田 英美）（背景：アトリエ・ローク(1)-(6)、阿部泰三郎(1)-(3)(6)、高野 正道(4)(5)）（色指定・検査：保田 道世）（彩色：スタジオ・キリー、岩切 紀親）（作画：岡田 敏靖(24)（クレジット表示なし）） | ||||
