血のつながらない５人の娘と育ての親の和尚。血縁を越えた家族の温かい交流を描く。「平均視聴率20パーセントをこえた前シリーズの人気にこたえ、キャスト、設定を一部変えて一年半ぶりに再登場。森繁は、この間にミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」を初演した。三浦半島の先端にある海蔵寺の住職・久保山明経（森繁久彌）は、悟りはひらききれないが、無類のお人好し、亡くなった息子の一人娘・夏代（樫山文枝）のほかに身寄りのない子や不良少女など五人の娘（和田アキ子、浅茅陽子ほか）も育ててきた。そこへ謎の女、静子（山岡久乃）が現れ、いつの間にか家政婦におさまった。【武敬子・著「たけさんのプロデューサー物語」（1988年、朝日新聞社刊）より引用】」劇団「東京キッド」所属だった井上聡子のテレビドラマデビュー作。