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ドラマ 詳細データ必殺仕置人

藤田まこと扮する中村主水が初登場した必殺シリーズ第2弾。凶悪犯の身代わりにされ打ち首になった百姓の娘から依頼を受けて無念を晴らしたことをきっかけに、中村主水、念仏の鉄、棺桶の錠たちが闇の処刑人「仕置人」を結成。3人は、おひろめの半次や鉄砲玉のおきんらを仲間に、法の網をくぐってのさばる悪を闇に裁いてあの世に送る裏稼業を繰り広げていく。主水が人気を博す。「「『必殺仕置人』は必殺シリーズの第二弾であるが、同番組のスタッフたちは、「本当の意味での必殺シリーズのスタート」としている。それは、「仕置人同士で協議したり、ハッキリとした元締めなどない一匹狼の集団というスタイルが確立された」からであり、前作を多少意識していたことは言うまでもないが、かなりオリジナルな部分が多いのだ。最初のシリーズ『必殺仕掛人』は、金をもらって殺人を請け負うという当時のテレビ界ではタブーとされていた新しいタイプの主人公を登場させて注目された。これは、「晴らせぬ恨みを代わって晴らす闇の稼業の仕掛人」という、作家・池波正太郎が創り出した小説上のキャラクターだった。(プロデューサーの)山内(久司)がこれに着目したのは、経済中心の大阪の民放のプロデューサーらしい慧眼だったが、仕掛人に仕事を依頼する音羽屋のような組織を存在させていた。これに対して、組織に依存しないで一匹狼だった連中が寄り集まってできたのが仕置人グループであり、そこに中村主水というブレーンが加わることによって秩序が保たれていた。しかも藤田まこと扮する中村主水には、当時のサラリーマンの哀愁をこめたキャラクターを付与した。山内は、「職場では『昼あんどん』、家庭では『種なしカボチャ』と呼ばれている、うだつの上がらない南町奉行同心。この時代劇サラリーマンは、現代管理社会の中での男性の無力感の象徴でした。そしてその男が、ひそかに許せぬ悪をこらす」と語っているように、昔の時代社会を借りて、現代のサラリーマンの鬱憤を晴らしていた。(中略)中村主水のキャラクター作りに山内は腐心した。名前は、映画でお馴染みの『007シリーズ』のジェームス・ボンドをパロって「モンド」とした。姓には日本人に多い鈴木、田中、中村からセレクトし、姓名判断のベテランに聞くと、「この名前は役通りののダメ男だ」というので、中村主水に決定したという。そして、主水の家庭をもドラマの中にしつらえて、ホームドラマ仕立てにした。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」(2003/03/30発行、日本放送出版協会刊)より引用】」」前作で好評だった深作欣二監督は「仁義なき戦い」制作のため本作では登板しなかったが、工藤栄一監督が加わり、逆光による光と影の効果を生かした独特の映像美を切り拓いた。工藤監督の初登板作である第7回を見た視聴者が隣りにいた女性を殺害する事件が報道され問題となったが実際はドラマが原因ではなかったという。提供:中外製薬、日本電装、牛乳石鹸、ネッスル日本、清酒白鹿。【各回サブタイトル】第1回「いのちを売ってさらし首」、第2回「牢屋でのこす血のねがい」、第3回「はみだし者に情なし」、第4回「人間のクズやお払い」、第5回「仏の首にナワかけろ」、第6回「塀に書かれた恨み文字」、第7回「閉じたまなこに深い渕」、第8回「力をかわす露の草」、第9回「利用する奴される奴」、第10回「ぬの地ぬす人ぬれば色」、第11回「流刑のかげに仕掛あり」、第12回「女ひとりの地獄旅」、第13回「悪いやつほどよく見える」、第14回「賭けた命のかわら版」、第15回「夜がキバむく一つ宿」、第16回「大悪党のニセ涙」、第17回「恋情すてて死の願い」、第18回「備えはできたいざ仕置」、第19回「罪も憎んで人憎む」、第20回「狙う女を暗が裂く」、第21回「生木をさかれ生地獄」、第22回「楽あれば苦あり親はなし」、第23回「無理を通して殺された」、第24回「疑う愛に迫る魔手」、第25回「能なしカラス爪をトグ」、最終回(第26回)「お江戸華町未練なし」。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成(1)(6)(7)(14)(22)(24))】【データ協力:マーキュリー】
キー局 ABC 放送曜日 放送期間 1973/04/21~1973/10/13
放送時間 22:00-22:55 放送回数 26 回 連続/単発 連続
主な出演 山崎  努(1)(6)(7)(14)(22)(24)、沖  雅也(1)(6)(7)(14)(24)、藤田まこと(1)(6)(7)(14)(22)、野川由美子(1)(6)(7)(22)(24)、白木 万理(1)(6)(7)(14)、三島ゆり子木内三枝子)(1)(6)、津坂 匡章津坂まさあき秋野 太作)(1)(6)(7)(14)(24)((1)(14)のみ、クレジット表示では「匡」の「王」は「玉」)、高松 英郎(1)(6)、菅井 きん(1)(6)(7)、森  章二(6)(14)、(以下、非レギュラー伊丹 十三加藤  武真屋 順子夏八木 勲安倍 玉絵中井 啓輔藤尾  純川口  恒津川 雅彦大滝 秀治(1)、今出川西紀(1)、菅 貫太郎(1)、近藤  宏(1)、生井 健夫(1)、黛 康太郎(1)、新屋 隆弘(1)、成田 幸雄(1)、入川 保則(3)、江幡 高志江波多寛児江波多寛志)(4)、杉山昌三九(4)、三田 一枝(4)(16)、山田 吾一(5)、中尾  彬(6)、佐々木 功ささきいさお)(6)、鈴木 瑞穂(6)、大村 文武(6)、千葉 敏郎(6)(22)、瀧  義郎(6)、徳田  実徳田 興人)(6)、島田  茂(6)、寺島 雄作(6)、なかつかかずよ(6)、比嘉 辰也(6)、酒井 靖乃(6)、神田  隆(7)、亀石征一郎(7)、柴田未保子(7)、志乃原良子(7)、水上 保広(7)、山村 弘三(7)、酒井  哲(7)、大竹 修造(7)、糸村 昌子(7)、八代 郷子(7)、池沢 道春(7)、坂本 高章(7)、渡辺 憲吾(7)、伊藤 栄子河原崎有稀伊藤 榮子)、内田 勝正林  隆三黒沢 年男黒沢 年雄)、近江 輝子横山 道代(8)、丘  夏子(8)、大前  均(8)、真木祥次郎(9)(17)、穂積 隆信(11)、時  美沙(11)、今井 健二(11)、前田  吟(12)、宮川 龍児宮川 珠季)(12)(23)、守田 学哉守田  学)(13)(24)、高樹 蓉子(13)、石山  律(14)、川合 伸旺(クレジット表示では「旺」の「王」は「玉」)(14)、松本 朝夫(14)、外山 高士(14)、汐路  章(14)、神鳥ひろ子(14)、芦沢 孝子(14)、重久  剛(14)(22)、馬場 勝義(14)、五十嵐義弘(14)、北原 将光(14)、堀北 幸夫(14)、森内 一夫(14)、加茂 雅幹(14)、太田 優子(14)、明石  潮(17)、中田 喜子(17)、高峰 圭二(17)、高野 真二(17)、岩下  浩(17)、長谷川澄子(17)、神鳥ひろ子上岡 紘子)(18)、高森  玄高城 裕二高橋 俊行)(18)、朝丘 雪路(22)、伊藤雄之助(22)、白羽 大介(22)、田中 直行(22)、榊原 大介(22)、三浦 徳子(22)、木下サヨ子(22)、奈村佳代子(22)、新城 邦彦(22)、長岡 三郎(22)、小庄 義明(22)、香西 正人(22)、山下 勝玄(22)、村井 国夫(23)、野口ふみえ(23)、有馬 昌彦(23)、広岡善四郎(23)、加藤 和夫(24)、美川陽一郎(24)、瞳  順子(24)、守田 学哉(24)、玉生 司朗(24)、寺下 貞信(24)、古川ロック古川 緑九)(24)、大橋 壮多(24)、松田  明(24)、小柳 圭子(24)、三木  豊津山 栄一)(25)、島 かおり(25)、浅茅しのぶ(25)、坂本 友章(25)、入江 慎也(25)、入江 正徳(25)、相原 巨典(25)、浜  伸二浜  伸詞、時代吉二郎)(25)、松尾 勝人(25)、内田 真江(25)、長谷川 弘(26)、山本 麟一(26)、原田あけみ(26)、外山 高士(26)、柳生  博(8)、戸部 夕子、(特技:宍戸 大全(1)(6)(7)(14)(22)(24))(ナレーター:芥川 隆行(1)(6)(7)(14)(22)(24))
主な脚本 野上 龍雄(1)、国弘 威雄國弘 威雄)(6)(10)、山田 隆之(7)、猪俣 憲吾(8)(22)、安倍 徹郎安部 徹郎)(9)、三芳 加也(14)、浅間 虹次鴨井達比古(25)、梅林貴久生梅林喜久生)(26)、桜井 康裕(17)、勝目 貴久(18)、松川  誠(24)、松田  司
主な演出 (監督:貞永 方久(1)、工藤 栄一(7)(14)(25)、蔵原 惟繕三隅 研次長谷 和夫(17)、松本  明(9)(22)、松野 宏軌(8)(10)(18)、長谷 和夫(24)、国原 俊明)(助監督:家喜 俊彦(1)(6)(22)(24)、高坂 光幸(14)、松永 彦一(7))(殺陣:美山 晋八(1)(6)(14)、楠本 栄一(7)(22)(24))(記録:野口多喜子(1)(6)(7)、満尾 敦子(14)、牛田二三子(22)(24))
局系列 JNN
制作会社 (制作:松竹株式会社(松竹)、朝日放送(ABC))
制作協力 京都映画
制作 山内 久司、仲川 利久、桜井 洋三(櫻井 洋三)、(製作主任:渡辺 寿男)(進行:黒田 満重(1)(6)(7)(14)、鈴木 政喜(22)(24))
音楽 平尾 昌晃、(調音:本田 文人
主題歌 三井由美子「やがて愛の日が」(作詞:茜 まさお、作曲:平尾 昌晃、編曲:竜崎 孝路)(ビクターレコード
撮影技術 石原  興(1)(7)(22)、小辻 昭三(14)、中村 富哉(6)(24)、(照明:中島 利男(1)(6)(7)(14)、染川 広義(22)(24))(録音:二見 貞行(1)(6)(7)(14)、武山 大蔵(22)(24))(編集:園井 弘一)(現像:東洋現像所
ビデオ DVD:キングレコード
HP
美術 倉橋 利韶、(装飾:稲川 兼二(1)(6)(7)(14))(装置:新映美術工芸(1)(6)(7)(14)(22)(24)、玉井 憲一(22)(24))(床山・結髪:八木かつら)(衣裳:松竹衣裳)(題字:糸見 渓南

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