北海道・小樽。この街をこよなく愛している初老の鳴海教授（芦田伸介）。街はずれの小さな喫茶店・リフィーを経営するおゆきさん（池内淳子）は、ウエイトレスの春子（榊原るみ）が元気がないことが気になっていた。春子は洋菓子屋に勤める恋人・竜太（斉藤良三）が、東京の洋菓子屋からスカウトされ、すぐにでも小樽を出発しようとしていると。希望に輝く竜太と、父や幼い弟妹を残して小樽を離れなくてはならないという思いに悩む春子に、おゆきさんは初めて自分のつらい思い出を話す。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】おなじみ山田洋次脚本による北海道放送制作の小樽を舞台にした人間模様だが、いつものすがすがしい印象は薄く、今見るとややまどろっこしい展開が辛気くさく感じられる面がある。一部資料では脚本・山田太一と記載されているが誤り。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】