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ドラマ 詳細データ石の庭

第12回芸術祭奨励賞受賞作品。「京都龍安寺の石庭作りをめぐる兄弟の愛憎と封建社会における階級制度を鋭くえぐったドラマ。【この項、土居原作郎著「関西のテレビドラマ史」(1995/07、上方芸能出版センター刊)より引用】」「「石庭をそっくりスタジオ一杯につくりあげ、その裏手に兄弟の部屋、姫の館のセット二杯を組んで、その隙間を二台のカメラが長いケーブルを引きずって動くというのだから、スタジオ中逃げ場もない程の窮屈さである。その中をカメラの邪魔をしないようにスタッフは駆け回り、役者は移動しながら衣裳を替え、次の場面にスタンバイするのだ。この手順をマスターするだけでも時間がかかる。しかも六十分の生放送である。神経の消耗たるや並大抵ではない。幸い稽古が充分できたので、それに支えられてやり通すことができた。ビデオ・テープ・レコーディング(VTR)の出現は1956年アメリカにおいてであったが、日本で実用化されたのは二年後であった。『石の庭』は間に合わなかった。従って映像化されたものは無いと思っていたが、和田ディレクターは記録用にキネコに撮っておいたものをビデオ化し、生き返らせた。後年映像保有センター(現:NHKアーカイブス)で公開され、僕も四十年振りに己の映像と対面できた。感無量であった。和田演出も的確で、芸術祭奨励賞受賞も宜(むべ)なるかなと思った。【この項、久米明著「僕の戦後舞台・テレビ・映画史70年」(2018/11/30、河出書房新社刊)より引用】」【役名(演技者)】小太郎(久米明)、末二郎(石田茂樹)、白妙(高森和子)、さよ(鳳八千代)、善阿弥(松岡与志雄)、定利義政(関本勝)、細川政元(武周暢)、竜安寺管主(内田朝雄)。【参考文献:土居原作郎著「関西のテレビドラマ史」(1995/07、上方芸能出版センター刊)、久米明著「僕の戦後舞台・テレビ・映画史70年」(2018/11/30、河出書房新社刊)、webサイト「NHKクロニクル」(2021/03/05参照、http://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/)】
キー局 NHK 放送曜日 放送期間 1957/11/22~1957/11/22
放送時間 21:00-22:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 ドラマ(新聞ラテ欄表記…文部省芸術祭参加番組 ドラマ)
主な出演 久米  明鳳 八千代鳳 八千世)、高森 和子石田 茂樹松岡与志雄関本  勝武  周暢内田 朝雄
主な脚本 (作:有吉佐和子
主な演出 和田  勉
局系列 NHK
制作会社 NHK(大阪放送局)
音楽 古川 太郎
美術 (装置:岩野 音吉

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