吉屋信子の「彼女の道」をもとに、佐々木守がオリジナルに近いかたちに脚色したもの。主人公の華道師範、御崎都と、彼女にさまざまなかたちで影響を与える猪野花抄（杉村春子）の二人を通じて、現代女性のしあわせとは何か、愛とは何かを追究しようというドラマで、同時に女が独立して生きるとはどういうことかというテーマも含んでいる。佐久間良子が、都にふんしている。今夜の第一回は、都が恋人の田島（津川雅彦）を妹の牧子（寺田路恵）に奪われ、さらに父に死なれるが、ある石炭会社の社長、左右田雄策（北村和夫）に会って、女心をひかれるまでを描く。【以上、読売新聞1969/01/09付より引用】家元の家に泊まり込んで、生花展を開いたが、しかしその２ヵ月が主人公の人生を大きく変えた。佐久間良子がテレビドラマでは初の現代劇に挑戦。提供：東レ、花王石鹸、雪印乳業。