新宿界隈にある、妙なたたずまいのバー。そこは「インテリワードＢＡＲ　見えざるピンクのユニコーン」という名前の、「インテリワード」を客に提供するバーであった。インテリワードとは、たとえば、「パブロフの犬」「コロンブスの卵」「ピーターパン症候群」など、すこし知的な香りのする、頭良さげな響きの、言葉たちのこと。客たちは、酒と、この「インテリワード」を求めて集まる。言葉に酔いしれるために。または、知的な好奇心を満たすために。あるいは、ワードを仕入れて他人に話すために。マスターやバーテンたちは、そんな客の要求に合わせた色んなレベルのインテリワードを、ソムリエのように、お話しする。おのおのが作った、手製の「紙芝居」によって…。客筋は、色んな客がいる。インテリぶったような客から、本好き・小説好きな客、風俗店だと思って入ってくる客や、店の名前に運命的な何かを感じて入ってくるものも…。夕暮れ時、サラリーマンの男（綾部）は、ふと通りがかった街角で、「インテリワードＢＡＲ　見えざるピンクのユニコーン」の看板を目にする。何か少しいやらしいものを想像して店の中に入ると、そこは、なんとも奇妙な雰囲気の、狭いバーで、中にはバーテンたち（本多、永野、諏訪）がいた。勘違いをしたと、帰ろうとする男に、奥のカウンターから常連客らしき男（又吉）が声をかける。「想像していたよりも、もっと面白い夢を見せてやる」その言葉にひかれて、サラリーマンの男はカウンターに腰をおろした。バーテンが出したメニューには「コンコルド錯誤」、「ゲシュタルト崩壊」など、耳慣れない言葉が…。サラリーマンの男はメニューの中から「コンコルド錯誤」をオーダー。すると、バーテンが紙芝居を取り出し、説明をし始めた。めくるめくインテリワードの世界へと誘われてゆく男…。さらに、ユニ子（夏帆）という、シンガーソングライター志望の女性もやってきて…。BAR「ピンクのユニコーン」を舞台にした、インテリワードを巡る人間模様。お笑いコンビ「ピース」と人気劇団「ヨーロッパ企画」が繰り広げる独特の世界観を軸に、インテリワードを紹介するVTRを盛り込んだ、知的でシュールな教養バラエティ。【以上、BSジャパン広報資料より引用】好評につき連続ドラマ化された。