連続ドラマ『伝七捕物帳』（放送期間1973/10/02～1977/10/11、全160回）の第140回。1979年からテレビ朝日でも同名ドラマが放送されており、それと区別するため「日本テレビ版」と付記している。「弱きを助け、強きを挫く! 情に厚く、正木流免許皆伝の十手術と万力鎖の技で悪に立ち向かう岡っ引、「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じた痛快時代劇の一編。将棋屋のあるじ金助（石田英二）が、やくざの鉄五郎（川島満）に賭け将棋の負けをネタに恐喝された。「三十両を出せ、さもなくば娘のお夏（津山登志子）を妾に差し出せ」というのだ。金助は身から出た錆とはいえ三十両の持ち合わせはなく、お夏は、鉄五郎の妾になるのなら舌を噛み切って死ぬという。お夏に思いを寄せている喜太郎（真家宏満）は、二人のために何とか三十両を都合してやろうと、家から家宝の金の仏像を盗み出し、鉄五郎を訪ねた。【この項、BS日テレ広報資料より引用】」【役名（演技者）】黒門町の伝七（中村梅之助）、かんざしの文治（今村民路）、小春（和田幾子）、赤っ鼻の五平（瀬川新蔵）、ちょろ松（稲吉靖司）、早瀬市之進（北相馬宏）、お玉（呉恵美子）、六蔵（田中春男）、新吉（続木太郎）、おとみ（中原早苗）、喜太郎（真家宏満）、お夏（津山登志子）、久留米（草薙幸二郎）、美濃屋（武藤英司）、辰五郎（人見きよし）、金助（石田英二）、鉄五郎（川島満）、太一（岸祐一）、子分（斎藤勝信）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】