どこか不思議なバーのカウンターに一人座っている全身黒ずくめの女、山野冬子（笛木優子）（30歳）。そこに、足を引き摺りながらやってくる探偵の西崎浩一（小市慢太郎）（40歳）。三か月前に消えてしまった妹を探しているという冬子に、西崎はいっこうに驚く様子もなく、むしろ失踪という考えを否定するような言葉を返す。妹から相談されていたストーカーの特徴が西崎と一致していると切り出した冬子に、二人が姉妹であるはずがないと言い切る西崎。食い違う話は平行線をたどり、言葉は激しさを増していく。どちらが真実を語り、どちらが嘘をついているのか？【以上、TwellV広報資料より引用】毎回異なる２人のキャストがカウンターテーブルで繰り広げるショートストーリーの一編。『カウンターのふたり』はATPグランプリ2012ドラマ部門奨励賞を受賞。