主人を職場に送り出したあとの主婦が、気楽に足でも投げ出してみられるという形の単発ドラマ『夫の居ぬ間』。内容は家庭にいる主婦が特に関心を示す問題、その身辺に起こりそうなテーマを、ある時はホームドラマ風に、ある時はコメディータッチで、またある時はドキュメンタリー風に描こうとするもの。その第一回は佐々木恵美子作『女名前に御用心』。夫の出張中に突然やってきた下宿人森千春が女性でなく、美容師修業中の美男子であったことからまきおこる事件を、明るいホームドラマのタッチで描く。【以上、讀賣新聞1962/09/06付より引用】【役名（演技者）】中山氏（野々浩介）、とみ子夫人（千秋みつる）、ハジメちゃん（永井清弘）、キミコ（川口知子）、森千春（田浦正巳）、升屋（文部おさむ）。