梅木欣一（土屋嘉男）は東都日報社会部の記者である。彼は幼児誘拐事件を人道的な立場から握りつぶしたが、他紙が大きく報道したので特オチとなり、結婚を目前に地方の通信部へとばされてしまった。赴任してみると、その通信部には取材協定があり、中央新報紙の小林（稲葉義男）がつねにスクープしており、小林にたち打ちできるものはいなかった。スクープして早く東京の恋人のもとに帰りたい心と、スクープ意識の功名心から梅木は小林に対しファイトを燃やした。【以上、読売新聞1962/07/12付より引用】【役名（演技者）】梅木欣一（土屋嘉男）、小林（稲葉義男）、石川（浜田寅彦）、宗尾（露口茂）、雅子（山崎左度子）、ふみ子（市原悦子）。