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ドラマ 詳細データたそがれ酒場

「16日放送の日本テレビ「サンデー・ステージ」に、会社再建がなるかどうかで注目を集めている新東宝の俳優が80人近くも大挙出演する。中心になる江見俊太郎、舟橋元らも元新東宝スター。出しものの『たそがれ酒場』もかつて新東宝が映画化して当てた作品。何から何まで「新東宝色」という変わった番組だがそれというのも「失業」中の新東宝の仲間を救おうと江見俊太郎が日本テレビに働きかけたのがきっかけだという。経営不振から製作・配給と二つの新しい会社にバトンを渡すことになった新東宝には、150人の演技者がかかえられていた。彼らは新東宝俳優クラブを前から結成していたものの、会社が左前になって製作を中止してからは失業同然になってしまった。そのありさまを見かねたのが、昨年10月まで新東宝専属スターとして同じカマのメシを食っていた江見俊太郎だ。彼は以前『新吾十番勝負』の主演者として日本テレビに顔が広く、さる6日からは新しい主演ドラマ『眠狂四郎』も同局から放送されているほど。江見は懇意な仲の松本尚彦ディレクターに「何とか新東宝の人を救う方法はないだろうか」と持ちかけた。その結果、松本氏が担当した7日と14日放送の『テレビ劇場・四谷怪談 前後編』に若杉嘉津子ら十数人の新東宝俳優が出演した。この話は同じ日本テレビの若尾初男プロデューサーにも伝わった。氏はさっそく自分の担当する「サンデー・ステージ」で、もっと大がかりにみんなを起用して、少しでも窮状を救って……と考えた。そのためには登場人物がたくさん出る台本がいる。ちょうど6年前、当時まだ新東宝にいた内田吐夢監督の手で映画化された「たそがれ酒場」は格好の作品だった。そこで原作者の灘千造氏に頼んで、45分のテレビドラマ用に本の書き直しをしてもらった。登場人物も80人とあって、江見を通じて新東宝俳優クラブから、その狩り集めが行われた。その結果、江見と舟橋元を除くと、宇津井健、三条魔子、三原葉子、天知茂、松原緑郎、若杉嘉津子、水原漢など、全員、新東宝の連中ばかりというユニット出演が実現することになった。新東宝に最後まで籍のあった俳優は全部で150人見当といわれる。こんどのドラマにはその半数以上が出演するわけで、出演者たちは、もらったギャラを少しずつ持ちより、出演できなかった仲間にプレゼントする相談もしている。けいこは8日から日本テレビのスタジオで行われ、11日の本番ビデオテープどりには、いま東映にいる内田吐夢監督もかけつけ、全員を激励した。そして「たそがれ酒場」のタイトルまで自分で書くという力の入れよう。ドラマの中で宇津井健(健一)がうたう歌は、映画の時と同様、二期会の宮原卓也(バリトン)が特別出演で吹きかえをした。【この項、朝日新聞1961/07/16付より引用】」提供:東洋レーヨン。【参考文献:Yahooオークション】
キー局 NTV 放送曜日 放送期間 1961/07/16~1961/07/16
放送時間 21:15-22:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東レ サンデーステージ(第55回)
主な出演 舟橋  元杉   寛宇津井 健水原  漠沢井 三郎三条 魔子三条江梨子)、三原 葉子九重 京司芝田  新御木本伸介天知  茂松原 緑郎松原 光二)、江見俊太郎中村  彰国  創典邦  創典)、若杉嘉津子水原  漢水原  爆)、(歌吹き替え:宮原 卓也(特別出演))
主な脚本 (作:灘  千造
主な演出 松本 尚彦松本 紀彦
局系列 NNN
制作会社 (制作:NTV(芸能局))(代理店:文化社)
制作 若尾 初男
音楽 吉野 勝弥
美術 (題字:内田 吐夢

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