統計研究所に勤め、夫よりも美容よりも統計数字と電子計算機を愛する宍戸ユミ子（大空真弓）は、結婚生活三年にして、夫信吉（津川雅彦）に対する期待はずれ指数が53という驚異的なものであることを発見した。通常の夫婦ならばこの数字は６か７、これが36から37になれば問題なく離婚すべき数値なのだ。夫の信吉も統計数字と結婚したような女房にいささかあいそがつきかけていたので、この数字が出たのを幸いに、ついに離婚を決意した。【以上、1965/11/17付読売新聞より引用】