1945年（昭和20年）、太平洋戦争末期。日本は、東南アジアでの戦線で敗北。戦いの舞台は、硫黄島、そして沖縄に及び、日本中すべてが、戦争に呑み込まれようとしていた。人々に与えられた選択肢は２つ─　勝利か、死か。女や子供も、戦いから逃げ出すことなど、考えもしなかった。そんな時代だった。九州・鹿児島。薩摩半島の小京都と呼ばれる美しい町、知覧。この風光明媚な田舎町にも、戦争の足音は静かに忍び寄っていた。知覧が、特攻隊の出撃基地になったのだ。だが極秘作戦ゆえ、知覧の町の人々には、その存在さえ知らされていなかった。知覧高等女学校３年生で15歳の前田笙子（成海璃子）は、女学生だというのに、食料増産のための開墾作業に動員され、もう２年以上も授業さえまともに受けていなかった。だが1945年３月27日、いつものように畑仕事に汗を流していた笙子たちに、突然の命令が下った…。【以上、フジテレビ番組広報資料より引用】ところどこでインサートされる、当時なでしこ隊だった方々が特攻隊員たちと接した証言映像に圧倒的な迫力がある。例えば、菊永トミ子（当時：上野トミ子）さんが語った（特攻前の）隊員とのやりとり、「「ご両親様にお便り差し上げましょうか？」と申しましたところ、「いや ありがたいことだけど僕の両親はもう歳なんだよ」って。「おまけに僕は一人息子だから一日でも遅く戦死の公報を聞いた方が良かろう」って最後まで親思いの。何とも言えません。」など心動かされる証言が数多く記録されており、本作自体が後世に残すべき作品になり得ている。〈ドラマスタッフ〉：（撮影協力：小山町フィルムコミッション、NPO法人まち再生ネットふじおやま、ロケーション御殿場、島田商工会議所青年部、フィルムサポート島田、北河製品所、江戸東京たてもの園、尾久RCクラブ、ラジコン技術）（協力：エイブイエス、フジアール、ビデオスタッフ、エルエーカンパニー、バウムレーベン、ミラクル・スパーク、ブル（BULL）、ザ・ホライズン、砧スタジオ、スタジオ ヴェルト）（車輌：ショウビズクリエイション）。〈ドキュメンタリースタッフ〉：（取材にご協力いただいた方々：金丸ヒデ子、田中　サツ、松元　良子、他　なでしこ会の方々、板津　忠正、今城　芳夫、岡安巳代治、加藤　巌美、鎌田ヨシ子、坂上ヨネ子、島津　　等、中山　力造、早川　　彰、本島　勝子、山根せつ子、米盛　　勇）（取材協力：知覧特攻平和会館、ホタル館）（資料・写真提供：毎日新聞社、鳥濱トメの孫・鳥濱明久、鳥濱トメの孫・赤羽潤、林えいだい、原　　勝洋、押尾　一彦、島田　昌住、日本地図センター、福岡女学院、東方出版、近現代フォトライブラリー、セレブロ、１フィート運動の会、防衛省防衛研究所、NHK、アメリカ公文書館）（参考文献：「群青　知覧特攻基地より」（高城書房出版）、「知覧からの手紙」（新潮社）、「特攻基地 知覧」（角川文庫）、「ホタル帰る」（草思社）、「特攻の町・知覧」（光人社））。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】【参考文献：webサイト「YouTube」】