万葉集の歌をモチーフに、視聴者が書いた三作の恋物語をドラマ化。東京から奈良の中学校に転校してきた斎藤あすか（坂口あずさ）は考古学者の娘。彼女に恋をしてしまった同級生・竹内智也（光平崇弘）が祖母・絹江（三島ゆり子）の知識を借りて、あすかが興味を持つ万葉集の歌碑を巡ることになる第一話「万葉歌碑はハート色」、東京から出張してきたキャリアウーマン・大崎未来（中道裕子）が、人力車の車夫のバイトをする大学生・長谷川健吾（城土井大智）と出会い、癒されていく第二話「二度目の初恋」、後藤健夫（芝本正）という中年男性が、余命幾ばくもない妻・美砂（宮田圭子）とともに、新婚旅行で訪れた奈良を再び旅する第三話「フルムーン・ハネムーン」の三作で構成されています。実は第一話には第二話の登場人物である二人がレンタサイクルの客として、第二話には第三話の中年夫婦が観光客としてチラリと顔を見せていて、それぞれの世界がリンクされています。【以上、文・市村】撮影協力・奈良県観光課、奈良フィルムコミッション、御所市、明日香村、国営飛鳥歴史公園、奈良公園、春日大社、旧 大■（東？）院庭園、東大寺、興福寺、飛鳥寺、御所中学校、他（個人名）。【データ協力・市村】