東京下町、二年ぶりに実家を訪れた神崎昭夫（平田満）は、一人暮らしの母・福江（加藤治子）の変化に驚かされる。茶髪に若々しい服装で、外国人留学生に下宿先を紹介するボランティアに精を出す。そしてカルチャースクールで源氏物語を読み、恋人の荻生直文（児玉清）まで現われた。溌剌とした母に昭夫は面白くない。無愛想な息子がリストラされたのではと福江は気を揉むが、昭夫は何も答えず寝てしまう。福江の息子の突然の出現に直文は早々に家に帰るが、嫁の康子（竹下景子）の仕事に理解を示さない息子の文彦（益岡徹）ともうまく言葉を交わせない。翌朝、福江の家には、ボランティア仲間で近所に住む琴子・アンデション（いしだあゆみ）と番場小百合（渡辺えり子）が訪ねてきて昭夫を囲むが、昭夫は不機嫌なままだ。そんな時、昭夫の同僚だと名乗る男（段田安則）が土足で乗り込んでくる。木部富幸というその男は、リストラ対策部長となった昭夫に退職を勧められたという。泣きつく木部を置いて出て行こうとする昭夫の背中に、木部は「悪魔」という言葉を浴びせる。見たことのない息子の姿にショックを受ける福江だった…。【以上、NHK広報資料に役名を補足。補足・練馬大根役者】「永井愛の同名戯曲をドラマ化した作品。舞台版で主演した加藤治子、そして平田満、小山萌子が同じ役柄を演じた。演出も、舞台劇の雰囲気を極力生かし、独特の緊張感がみなぎった作品になっていた。各話サブタイトルは以下の通り（カッコ内はルビ）。第1回「母の恋」、第2回「悪魔の家」、第3回「最後の電話」、最終回「記憶の花火」。【この項、文・練馬大根役者】」資料提供・中野 幸一(2)、石井 芳和(2)-(4)、青山 敏彦(3)、The University of the South(3)。BS-Hiでは土曜日18:00～18:58に放送された。時間変更（カッコ内は理由）…NHK総合・(3)→6/9（土）21:30-22:28放送（プロ野球「巨人」対「楽天」戦中継にともなう編成変更）、NHKBS-Hi・(3)→6/9（土）17:00～17:58放送（プロ野球「巨人」対「楽天」戦中継にともなう編成変更）。【データ協力・練馬大根役者】
| キー局 | NHK | 放送曜日 | 土 | 放送期間 | 2007/05/26～2007/06/16 |
| 放送時間 | 21:00-21:58 | 放送回数 | 4 回 | 連続/単発 | 連続 |
| 番組名 | 土曜ドラマ | ||||
| 主な出演 | 加藤 治子(1)-(4)、平田 満(1)-(4)、竹下 景子(1)-(4)、渡辺えり子(1)-(4)、段田 安則(1)-(4)、いしだあゆみ(1)-(4)、児玉 清(1)-(4)、小山 萌子(1)-(4)、益岡 徹(1)-(4)、きたろう(1)-(4)、山谷 初男(1)-(4)、徳井 優(1)-(4)、菅原 大吉(1)-(4)、神田 時枝(1)-(4)、俵木 藤汰（(4)では俵木 藤太）(1)(4)、洪 剛(1)(2)(4)、浅野 和之(2)(3)、竹井みどり(2)-(4)、仲原 舞(2)-(4)、小杉 彩人(2)-(4)、たうみあきこ（田湖 章子）(2)、劉 蔚(2)、大塚 太心(2)、河野 安郎(2)、グレータ(2)、北見 敏之(3)、坂田 直貴(3)、菊池 均也(4)、ささの堅太(4)、エンゼルプロ(1)-(4)、NHK東京児童劇団(1)、劇団ひまわり(2)(3)、テアトルアカデミー(4) | ||||
| 主な脚本 | （作・永井 愛(1)-(4)） | ||||
| 主なﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻ | 小松 昌代(2)-(4) | ||||
| 主な演出 | 岡崎 栄(3)(4)、梶原 登城(2)、（記録・小林 澄枝(2)-(4)） | ||||
| 局系列 | NHK | ||||
| 制作会社 | （制作・著作・NHK）（共同制作・NHKエンタープライズ） | ||||
| 制作 | （制作統括・安原 裕人（NHKエンタープライズ）(1)-(4)、鈴木 圭(2)-(4)） | ||||
| 音楽 | 大島ミチル、（音響デザイン・菊地 亮(2)(4)、小野寺茂樹(3)） | ||||
| 撮影技術 | 山口 武久(2)-(4)、（技術・高橋 太(2)(4)、住吉 宏貴(3)）（照明・貫井 聡一(2)-(4)）（音声・関口 美幸(2)(4)、鈴木 幹雄(3)）（映像技術・戸谷智恵子(2)(4)、古越 善之(3)）（編集・久松 伊織(2)-(4)） | ||||
| HP | |||||
| 美術 | 岸 聡光(2)-(4)、（美術進行・毛尾 喜泰(2)-(4)） | ||||
