人形作家の樋口千紗子（浜木綿子）が退院してわが家に戻って来ると、脳性マヒで車椅子の生活を余儀なくされている息子の早川俊也（屋良朝幸）が、障害を抱えながらみごと大学の医学部に合格したという吉報が待っていた。しかし入学には、育ての母・瀬尾幸恵（余貴美子）が俊也を介助するということが条件。それを知った千紗子は幸恵の介助をきっぱり断わり、自力で大学生活をやっていくようにと俊也を突き放す。俊也は級友たちの助力で不自由を克服してゆくが、難聴の娘・入江実知（浅井江理名）と知り合い、互いに心惹かれ合う。しかし頑固な実知の父・辰夫（井川比佐志）は二人の仲を許そうとしない。千紗子も、障害者で医者になりたいという大きな夢に向かって大学に入った俊也が、実知への想いから学業が疎かになっていることを心配するが…。【以上、フジテレビ広報資料より引用】