第１話「呪いの花嫁井戸」…銭形平次（北大路欣也）と八五郎（三波豊和）が河原で身投げしようとしている若い女を助けた。江戸城の大奥にも出入りを認められた白粉の老舗、『藤屋』の娘、お三輪（北原佐和子）だった。一人娘のお三輪には、婿取りの話が決まっていた。ところがある日、下働きの娘お糸（泉知奈津）が、お三輪の花嫁衣装の美しさに見ほれて着てしまう。その現場をみつかり、衣装にシミをつけたととがめられ、井戸に身を投げた。それから『藤屋』の古井戸にはお糸の幽霊が出るという。お三輪は気の病になり、縁談も断った。『藤屋』では幽霊の噂に迷惑し、番頭が自身番に来て、居合わせた三の輪の万七（伊東四朝）と清吉（山西道広）に、出るか出ないか確かめてくれ、と頼んだ。ところがその夜、やはり古井戸から花嫁衣装の幽霊が出た。さらに『藤屋』の主の長右ヱ門（玉生司郎）が招き寄せられるように井戸に近づき、中に落ちて死んだ。見ていた万七と清吉は気絶した。しかし、平次は色々な点で幽霊の出現には疑問を持った。【以上、BSフジ広報資料より引用】【各回サブタイトル】第１回「呪いの花嫁井戸」、第２回「煙の罠」、第３回「風鈴の女」。