法元の寺の檀家・山名が殺される。法元は、山名と交流があったデザイナーの川田を疑い、捜査を始める。千葉県小湊の禅寺洞谷院の住職・望月法元は不景気の折柄、精進料理のアルバイトで一息ついていた。そんなある日、東京乃木坂でブティックを営んでいる檀家でなじみ客でもある山名が自宅敷地内の小屋で爆殺されるという事件が発生した。事件が起こるといつも法元の智恵を借りに来る幼なじみの所轄署・福田警部補に頼まれて調査を開始した法元は、小屋が巧みな遠隔起爆装置によって爆破されたこと、山名の口座に毎月何者かから100万円が振り込まれていることなどを知った。翌日、東京から山名と取引のあった高名な服飾デザイナー、ヒロこと川田昭弘、優秀なパタンナーである妻・寿子夫妻と３歳の息子、川田の店の専務・長沼絵里、山名の友人のデザイナー・大橋が東京で何者かに刺し殺された。やがて山名にゆすられていた川田が捜査線上に浮かぶが、得意の推理力と行動力を発揮した法元は巧みな爆破トリックを見破り、夫婦、親子の愛の絆が生んだ哀しい連続殺人の真相を解明するのだった…。【以上、テレビ大阪広報資料より引用】【データ協力・春夏秋冬】