就職がなかなか決まらない女子大生が、地方の青年との出会いにより自分の価値観を見つめ直す。「桃子（裕木奈江）は就職活動真っ只中の大学４年生。就職活動に行き詰まり、ゼミの合宿で紀伊大島の民宿に滞在している大学の助教授・鳥山（阿部寛）を訪ねた。鳥山は桃子の憧れでもある。が、鳥山の前にはかつての恋人の美香（永島暎子）が現れ、桃子を動揺させる。翌日、民宿の長男・浩（榊原利彦）の船で海に出た桃子は、互いの生活について語り合った。以前から桃子が好きだった浩から桃子はプロポーズされるが、断った。そのころ、15年前に難破して死んだはずだった浩の父（小島慶四郎）が生きているという噂が流れ桃子と浩は…。【この項、「週刊TVガイド」1994/10/07号（東京ニュース通信社刊）より引用】」