女流小説家とその娘、そしてカメラマンの三人が、スペインへ取材旅行へ。その珍道中をコミカルに。バルセロナ、グラナダなどを舞台にしたオール海外ロケ作品。有馬稲子が木曜ゴールデンドラマ『女はおんな』(1986)に続いて、小説家・佐藤愛子を演じた。「有馬稲子、三田寛子が初共演。作家・佐藤愛子の同名作品をドラマ化した「土曜ドラマスペシャル」初のオール海外ロケ作品。情熱の国スペインを舞台に、娘と母親の珍道中をコミカルかつサスペンス色も盛り込んで描いたドラマ。スペインでの撮影は、マドリッドやバルセロナ、グラナダなど各地を移動しながら２週間行われた。有馬、三田の好演と共に、ヨーロッパの美しい風景にも注目だ。有馬稲子演じる女流作家は原作者の佐藤愛子本人。女流小説家・佐藤愛子（有馬稲子）は飛行機嫌いでしかも天中殺を理由に海外取材を断っていた。しかし、出版社の執拗な依頼に屈して娘の佐藤響子（三田寛子）とカメラマンの松川弘（清水善三）を同行させ、しぶしぶスペイン取材旅行へ出発する。マドリッドへ着くなり、娘は現地の美男子と出会ってメロメロになっているが、愛子は不気味な出来事に遭遇し、いまひとつ楽しめない。その折、愛子は地中海を臨むグラナダで意外な人物と出会う。それはまさに運命の出会いだったが…。【この項、TBSチャンネル番組広報資料より引用】」【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】